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【PHOTO GALLERY】全日本第8戦MFJ-GP

2019年全日本第8戦MFJ-GP

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第7戦オートポリス

2019年全日本第7戦オートポリス

【COLUMN】Vol.279 全日本後半戦スタート

8耐が終わって、全日本も後半戦に入り、初っ端はもてぎの2&4。

涼が乗るCBRは8耐以降アップデートしたのが好感触のようだ。巧がウチで乗っている時からずーっと言い続けてきた要望、何年掛ったかな?エンジンは良くなっていたので、もてぎは楽しみだったな。

果たして、涼はよく頑張った。当面のライバル?野佐根が脱落したので、怪我が癒えない巧の代わりに中須賀を追い掛けたが、スタート後の1コーナーをオーバースピードで入り過ぎ順位を落としてしまったので、中須賀の後ろに付けた時にはだいぶ無駄にタイヤを使ってしまったからね、終盤のスパートには付いて行けなかったな。(まあ、他にも小さなトラブルもあったので厳しかった)それでもクラス初の表彰台、涼にはいつも言っている。「全日本ではぶっちぎるくらいでないと世界では通用しないよ」しかし、まだまだ壁は高い。

俺達は普段多くのクラスに参戦しているので、一日がすぐ終わる。忙しいんだ。2&4は一クラスしかないから一日が長いね。せめて予選の朝20分でもいいからフリー走行の時間が欲しいな。以前から各施設には委員会の時に要望しているけど実現しない。せめて2&4の時くらい実現して欲しいもんだ。

 もてぎの後は岡山国際。後半戦初めての全クラスレース。

ここでも涼が好調維持。事前テストから雰囲気は出ていたので楽しみだったね。

今回は選手会が動いてセーフティーゾーンの拡大を果たし、少しだけ安心感が増したようで良かった。もちろんARTも積極的に動いたよ。選手会本来のアクションはこういったところなんだ。自分達の身体を守るための行動、施設だって分かっているけど具体的な要望が出て来ないと動きようがないから。

俺達がARTを作って、施設やMFJに要望や提案をしていく。それが参加側の総意であれば、事は動くんだね。これからも積極的に動きたいもんだね。

涼のレースはいきなりのウエットになり、少し戸惑ったね。何故なら、今のバイクでウエットは走ったことが無いのでデータがゼロ。エイ・ヤーって感じのセッティングで臨んだレースだったけど、その割に結果だけをみれば悪くなかった。前回に続いての2位表彰台。(本人はライバルと目視ている野佐根に負けたのが悔しかったみたいだけど)

同じくウエットでブッチギリを決めたのが榎戸。筑波のウエットレースでも勝っているので自信があるのか?(そのくせ良く転ぶから、よく分からない奴だ)ウエットの方が転びやすいと思うけど、意外に転ばない。

反面、哲平は付いて行けなかった。セッティングも少しコンディションを読み間違えたけど、モト2レースに出ていきなりGP2だと感覚が中々戻らないみたいだな。何とか5位で踏ん張り、ランキングトップの座は維持した。残り2戦、本当の戦いだ。

上原は困ったよ。何でこんなになったのか分からない。夏休みの間、もてぎでトレーニングしたり色々アドバイスしたりもしたけどね。ギリギリ最低限のポイントは取ったので、最終戦まで出られるのが良かったこと。

俺は岡山が終わってからフィリピンに飛んだ。フィリピンにはいくつかサーキットがあるけど、コースの長さや安全性に関しては「?」なんだな。今回の目的は、まだ行ったことの無いサーキットの視察。シーズンオフのハルクトレーニングや、現地ホンダフィリピンのライダー育成プログラムの手伝い。ARRC参戦のベース基地の建築も忙しかった。

シーズン終了後には、冬の間みっちりチーム員とトレーニングに励もうかな?あっ、俺は別メニューのね。総合グラウンド、スイミングプール、テニスコート、ゴルフコース。俺が使うのは最後の一個しかないけど(笑)。

 

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第6戦岡山国際

2019年全日本第6戦岡山国際

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第5戦もてぎ2&4

2019年全日本第5戦もてぎ2&4

【PHOTO GALLERY】2019年鈴鹿8耐

2019鈴鹿8耐

【COLUMN】Vol.278 2019鈴鹿8時間耐久ロードレース

2019年鈴鹿8時間耐久レースが終わった。

今年もライダー探しには苦労したな、MOTO2MOTOGPWSBBSBなど、考えられるあらゆるジャンルから可能性のあるライダーを探しまくったよ。

 鈴鹿8耐は特殊な耐久レースで、スピードが無いと話にならない。レース中の展開によってはマップをスプリント仕様に切り替えて勝負する。(以前なら燃費を抑えた耐久マップしか使えなかった)マップと言うのは、インジェクションに燃料を送る量を調整する事、他にも色々調整が出来るんだけどね。今年のレースではトップグループが何度かスプリント仕様のマップを使っていたと思われる。(最終スティントのレイが6秒台で走ったからね、耐久マップじゃ無理)

 しかし、いくらマシンを速くしても乗るのはライダー、これが速く走らせる能力が無けりゃ話にならない。

 何時間目だったか?巧・レオン・マイケルの3台がトップ争いをしているのを見て(こいつ等全員ハルクで優勝したんだよな、強い訳だ)思ったよ。

 平均ラップタイムで俺達と1秒近く差があった今年の8耐、トップチームが220周をターゲットにしていたのに対し、俺達のターゲットは218~9周。ライダーのレベルから考えても届かなかったな。(その速い連中に90秒も“ハンデ”あげた?時点で厳しいけどね)

 長い事レースやっているけど、今年の8耐でやってしまった“ミス”は取り返しのつかないものだった。

予選用に使えるタイヤは本数制限があって、使うタイヤにマーキングのステッカーを貼るんだ(制限数以上に使えないように)タイヤの制限に配ったステッカーをホイルに貼ってしまった。(これならいくらでもタイヤを使える。まあ、実際はBSさんがコントロールしていて無理だけどね)

普通はみんなでチェックするから起きないミスなんだけど、こうやって事故は起きるんだな、そのミスを発見したのが車検員だったのが運の尽き。事前にミスを申告していれば貼り換え(有償)も可能だけど、指摘されてからでは遅いのだ。

要は、わざとホイルに貼って見つからなければ、みたいな感じ。レースディレクションの判断はそれで、盛んに“Cheat”と言う言葉を使っていた。俺はそれを聞いた時(その考え方か、駄目だこりゃ)ペナルティを覚悟した。まあ、生意気に人の事をジャッジした報いが今年のレースの最後にあったけどね「偉そうな事言っているから罰が当たるんだよ」最高にみっともないジャッジ。()

あの稀にみる激しいレースの幕切れにしては、あまりにもお粗末な裁定でした。優勝したカワサキチームは、あの歓喜の画像が無く、とんだ辱め?を受けたヤマハチーム。

 以前の8耐は良かったな、携わる人達全員に一体感があった、みんなでイベントを盛り上げる感があった。鈴鹿8耐は特別なレース、そこに世界選手権の看板なんていらない。

 来年の鈴鹿8耐には勝ちを狙えるメンバーを揃えられるか?外に居なけりゃ自前のライダーを育てるしかない。やっぱり俺達はライダー育成だ、先ずは次のもてぎ2&4か、8耐を戦い終えた涼が、一皮むけた走りが出来れば今年の8耐唯一の収穫となる。

 

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第4戦

2019全日本第4戦筑波

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第3戦

2019年全日本第3戦スポーツランドSUGO

【COLUMN】Vol.277 2019鈴鹿2&4

ブレイクの兆し?

茂木で開幕した全日本。第2戦目はJSBクラスのみ行われる鈴鹿2&4レース。涼は、前の週に事前テストで少し手応えを掴んだようで、何となく自信たっぷりな態度をしている。

ライダーは誰でもそうだがいくら隠しているつもりでも顔に出る、涼みたいな若いヤツは特にそうなんだ。あのポーカーフェイスな巧でも自信と手応えがある時は全然違う。

俺は金曜日の夜には「明日のレースは巧が勝つね、中須賀?ヤバいよ」まあ、結果的に的中したから語れる。()

 当の涼、レース1良いスタートダッシュでトップグループに滑り込む。「ヨ~シッイイ感じ」と思ったのも、つかの間僅か2周位で後続に抜かれる、その抜かれ方が尋常じゃ無い。

「???何だ???」その後も順位を落として行く。チョット待てよ、いくら何でも落ち過ぎじゃない?トップグループはおろか、セカンドグループよりも遅く、その後ろのライダーにもつつかれ始めた。タイムと順位は落とすがストレートスピードは相変わらずピカいちなんだ。俺達はライダーがコースへ出たらどうすることも出来ない、何かトラブルが出たらライダーに任すしかない。

 去年から俺達のバイクは速い、同じバイクを使っているチームは他にもあるが「負ける訳には行かないよ」チーフ光太郎。

JSBはプロダクションマシンだからいじれるところは限られる、差を付けられるのはトータルバランスを如何に取れるかだ。(基本だけどね)

ホンダ陣営で一番長く今のCBRを使ってきたからね、色々細かく、、、ねっ。

 そこで、涼。更に順位は落ち8位まで下がった、明らかにおかしいのは分かったが、何がおかしいかは分からない。ピットでヤキモキしているだけの俺達。

涼は何とか踏ん張り8位でゴールした、レース1は周回数が少なかったのが良かった。帰ってきたマシンをチェック、トラブルは明らかに出ていました。

 序盤に涼の後ろに付けた加賀山が 「コイツおかしい何でこんなに暴れているんだ、早く抜かなきゃと思って抜いても抜き返されちゃう、涼のバイク速過ぎ」 嘆いていた。()

 それからトラブルの原因究明に努めたけど、特定は出来なかったな。

こういったトラブルは早く出た方がいい。8耐本番なんかで出られたら一巻の終わりだよ。トラブルに関連する部品は全部交換して万全を期した。

 8耐本番と言えば、今年も俺達はライダー探しに苦労している。なるべく早いうちに絞り込んでテストにも多く乗って欲しいから。しかし、俺達の本命視していたライダー、プランAはダメだった。一人は本来のレースに集中したく、もう一人は契約の問題。プランAで残ったのは水野涼だけ。当たり前か()俺達は今、プランBからCにまで網を張っている。

 レース2では生き返ったマシンで涼が暴れた。一瞬、逃げる巧を追って2番手になった時は問答無用で喜んだよ。セカンドグループでレースが出来た涼だったが、最後のシケインでは経験の差がでたね。まあいい、新しい経験が出来た事は次につながる。涼にとってこのクラスに上がってから一番いいレースが出来たと思う。表彰台に足が掛かっていたけどね、野佐根に蹴飛ばされてしまったな。()

 レース前の事前テスト、レースウイークと恒例のグリーンミーティングもやった。鈴鹿の飛ばし屋達、半端じゃない。70歳の古希を迎えるジジイには荷が重い、なんて言いながら少しでもオーバードライブすればいい気になる。気だけは若い現場監督でした。