Author Archives: nagasaka@work-up.net

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第6戦岡山国際

2019年全日本第6戦岡山国際

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第5戦もてぎ2&4

2019年全日本第5戦もてぎ2&4

【PHOTO GALLERY】2019年鈴鹿8耐

2019鈴鹿8耐

【COLUMN】Vol.278 2019鈴鹿8時間耐久ロードレース

2019年鈴鹿8時間耐久レースが終わった。

今年もライダー探しには苦労したな、MOTO2MOTOGPWSBBSBなど、考えられるあらゆるジャンルから可能性のあるライダーを探しまくったよ。

 鈴鹿8耐は特殊な耐久レースで、スピードが無いと話にならない。レース中の展開によってはマップをスプリント仕様に切り替えて勝負する。(以前なら燃費を抑えた耐久マップしか使えなかった)マップと言うのは、インジェクションに燃料を送る量を調整する事、他にも色々調整が出来るんだけどね。今年のレースではトップグループが何度かスプリント仕様のマップを使っていたと思われる。(最終スティントのレイが6秒台で走ったからね、耐久マップじゃ無理)

 しかし、いくらマシンを速くしても乗るのはライダー、これが速く走らせる能力が無けりゃ話にならない。

 何時間目だったか?巧・レオン・マイケルの3台がトップ争いをしているのを見て(こいつ等全員ハルクで優勝したんだよな、強い訳だ)思ったよ。

 平均ラップタイムで俺達と1秒近く差があった今年の8耐、トップチームが220周をターゲットにしていたのに対し、俺達のターゲットは218~9周。ライダーのレベルから考えても届かなかったな。(その速い連中に90秒も“ハンデ”あげた?時点で厳しいけどね)

 長い事レースやっているけど、今年の8耐でやってしまった“ミス”は取り返しのつかないものだった。

予選用に使えるタイヤは本数制限があって、使うタイヤにマーキングのステッカーを貼るんだ(制限数以上に使えないように)タイヤの制限に配ったステッカーをホイルに貼ってしまった。(これならいくらでもタイヤを使える。まあ、実際はBSさんがコントロールしていて無理だけどね)

普通はみんなでチェックするから起きないミスなんだけど、こうやって事故は起きるんだな、そのミスを発見したのが車検員だったのが運の尽き。事前にミスを申告していれば貼り換え(有償)も可能だけど、指摘されてからでは遅いのだ。

要は、わざとホイルに貼って見つからなければ、みたいな感じ。レースディレクションの判断はそれで、盛んに“Cheat”と言う言葉を使っていた。俺はそれを聞いた時(その考え方か、駄目だこりゃ)ペナルティを覚悟した。まあ、生意気に人の事をジャッジした報いが今年のレースの最後にあったけどね「偉そうな事言っているから罰が当たるんだよ」最高にみっともないジャッジ。()

あの稀にみる激しいレースの幕切れにしては、あまりにもお粗末な裁定でした。優勝したカワサキチームは、あの歓喜の画像が無く、とんだ辱め?を受けたヤマハチーム。

 以前の8耐は良かったな、携わる人達全員に一体感があった、みんなでイベントを盛り上げる感があった。鈴鹿8耐は特別なレース、そこに世界選手権の看板なんていらない。

 来年の鈴鹿8耐には勝ちを狙えるメンバーを揃えられるか?外に居なけりゃ自前のライダーを育てるしかない。やっぱり俺達はライダー育成だ、先ずは次のもてぎ2&4か、8耐を戦い終えた涼が、一皮むけた走りが出来れば今年の8耐唯一の収穫となる。

 

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第4戦

2019全日本第4戦筑波

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第3戦

2019年全日本第3戦スポーツランドSUGO

【COLUMN】Vol.277 2019鈴鹿2&4

ブレイクの兆し?

茂木で開幕した全日本。第2戦目はJSBクラスのみ行われる鈴鹿2&4レース。涼は、前の週に事前テストで少し手応えを掴んだようで、何となく自信たっぷりな態度をしている。

ライダーは誰でもそうだがいくら隠しているつもりでも顔に出る、涼みたいな若いヤツは特にそうなんだ。あのポーカーフェイスな巧でも自信と手応えがある時は全然違う。

俺は金曜日の夜には「明日のレースは巧が勝つね、中須賀?ヤバいよ」まあ、結果的に的中したから語れる。()

 当の涼、レース1良いスタートダッシュでトップグループに滑り込む。「ヨ~シッイイ感じ」と思ったのも、つかの間僅か2周位で後続に抜かれる、その抜かれ方が尋常じゃ無い。

「???何だ???」その後も順位を落として行く。チョット待てよ、いくら何でも落ち過ぎじゃない?トップグループはおろか、セカンドグループよりも遅く、その後ろのライダーにもつつかれ始めた。タイムと順位は落とすがストレートスピードは相変わらずピカいちなんだ。俺達はライダーがコースへ出たらどうすることも出来ない、何かトラブルが出たらライダーに任すしかない。

 去年から俺達のバイクは速い、同じバイクを使っているチームは他にもあるが「負ける訳には行かないよ」チーフ光太郎。

JSBはプロダクションマシンだからいじれるところは限られる、差を付けられるのはトータルバランスを如何に取れるかだ。(基本だけどね)

ホンダ陣営で一番長く今のCBRを使ってきたからね、色々細かく、、、ねっ。

 そこで、涼。更に順位は落ち8位まで下がった、明らかにおかしいのは分かったが、何がおかしいかは分からない。ピットでヤキモキしているだけの俺達。

涼は何とか踏ん張り8位でゴールした、レース1は周回数が少なかったのが良かった。帰ってきたマシンをチェック、トラブルは明らかに出ていました。

 序盤に涼の後ろに付けた加賀山が 「コイツおかしい何でこんなに暴れているんだ、早く抜かなきゃと思って抜いても抜き返されちゃう、涼のバイク速過ぎ」 嘆いていた。()

 それからトラブルの原因究明に努めたけど、特定は出来なかったな。

こういったトラブルは早く出た方がいい。8耐本番なんかで出られたら一巻の終わりだよ。トラブルに関連する部品は全部交換して万全を期した。

 8耐本番と言えば、今年も俺達はライダー探しに苦労している。なるべく早いうちに絞り込んでテストにも多く乗って欲しいから。しかし、俺達の本命視していたライダー、プランAはダメだった。一人は本来のレースに集中したく、もう一人は契約の問題。プランAで残ったのは水野涼だけ。当たり前か()俺達は今、プランBからCにまで網を張っている。

 レース2では生き返ったマシンで涼が暴れた。一瞬、逃げる巧を追って2番手になった時は問答無用で喜んだよ。セカンドグループでレースが出来た涼だったが、最後のシケインでは経験の差がでたね。まあいい、新しい経験が出来た事は次につながる。涼にとってこのクラスに上がってから一番いいレースが出来たと思う。表彰台に足が掛かっていたけどね、野佐根に蹴飛ばされてしまったな。()

 レース前の事前テスト、レースウイークと恒例のグリーンミーティングもやった。鈴鹿の飛ばし屋達、半端じゃない。70歳の古希を迎えるジジイには荷が重い、なんて言いながら少しでもオーバードライブすればいい気になる。気だけは若い現場監督でした。

 

【COLUMN】Vol.276 最悪のレースから丸一年

2019年開幕もてぎ

今年も全日本が開幕した。例年寒かったり雨が降ったりとかで、あまり良いイメージがなかったけど、今年は天気に恵まれたな。

 レース前にトランポがバイクや機材乗せたまま盗まれた事件が複数起きたり、岡山では不幸な事故があったりと暗かったが、レースは好天気のせいもあり、各クラス好タイムが記録されていた。

GP3は当時とエンジン規定が違うので比較にならない、GP2は予選用タイヤを活用した高橋のタイムはハードルが高い。そんな中、JSBの巧と中須賀が驚異的なタイムでレコードブレイク。BSSTタイヤは半端ない、GP2のスリックと遜色ない?特に岡本の走りは圧巻だったな。GP2の哲平や育寛にハッパをかけたよ。

 俺達のレースはGP2から、哲平は去年ポールポジションスタートながら、チェーンが外れるトラブルでリタイヤしている。(未だにナゾのまま)朝のフリー走行が終わった時点でチーフの堀尾が渋い顔(決していい男に使う意味での渋いでは無い)「昨日から水のリターンが多いんですよ、特に水温が高い訳でも無いのに」朝、考えられるパーツは交換して出たらしい。俺は「去年の事もあるから換えよう」即答した。

事務局に行き申請用紙にエンジン交換理由を書き込み終了、、、じゃない。受領書の代わり?に領収書!俺「今払うの?優勝するから賞金から引いてよ」そんな事を聞いてくれる所では無い。ハッキリ「ダメです」()

 恐らくヘッドガスケットの不良だろうね、エンジン壊す前に換えるのが無難。レースは哲平が二年分のうっぷんを晴らす勢いでブッチギリ優勝。榎戸も健闘していたが、表彰台には届かなかったな、まあ、少しずつ上がってくるだろう、スピードのセンスはある。

 その次は前日のレース1に続いてJSBのレース2.涼がレース1に続きレース2でも6位入賞。トップグループの二人はもちろんの事、セカンドグループにも離された涼の顔は悔しさでいっぱいの表情。この顔が必要なんだよ、6位で満足していたら先が見えてしまう。

JSB二年目の涼が今年ブレイクするかどうか、俺達が去年感じたことから、今年の取り組み方を変えさせたことの成果が試される。

 最後はST600.上原大輝。これが問題。いいものは持っているんだけど何故か発揮出来ない。

JP250みたいなヌルいレースやらせたからなのか、本人の性格なのか、とにかく解らない。話は良くするしバイクについても良く勉強している(と思う)とにかく成長しない。

レースも2周目の1コーナー飛び込みでハイサイド転倒。スタート前に「基本を忘れるな、スローイン・ファーストアウトな!」全日本のレーススタート前に言う言葉でも無いとは思うけど、実際、タコ突込みするからしょうがない。そして案の定。(苦笑)

 俺も数多くの若いライダーを育ててきた、もちろん全部がトップライダーになれる訳ではないけど、色んなタイプの奴がいるね。

 去年はアホな競技監督のせいでポイントを取り損ね、それが響いて年間ランキングが落ちたのでトップエントラントの優遇が一切受けられず、それどころか特別枠申請をARTに出したので、総額ん十万円の損失(よりによって今年からエントリー代金高くなったし)

いい加減な規則書(俺のお陰でさっさと修正したね)のせいでエントラントが多大な損失を被る。俺は一年間声を上げ続けるよと公言していたからあっちこっちでブチまけたけど今回のもてぎで収める、丸一年。早え~な、うちのライダーも早く成長して欲しいモンだ。

 

【PHOTO GALLERY】2019年全日本第2戦

2019年全日本第2戦鈴鹿2&4

【COLUMN】Vol.275 2019年スタート

正月も過ぎ、今日は成人の日。

街には、普段は絶対に着ないであろう着物姿で着飾った女の子達がうようよ。

近年、選挙権年齢引き下げとか成人の年齢を18歳にとかで、世の中が変わってきている。18歳で成人と言っても、酒やタバコは20歳からとかで、ややこしい。

反対に歳を取ったほうは65歳定年とか70歳年金交付とかで、高齢者の現役延長が検討されている。要は社会における稼働人数を増やそうとしているのか?そのくせ土日休みを推奨し、振替休日や正月お盆休み、今年からゴールデンウイークは10連休?合計すると1年で120日以上も休みを取る計算になる。1年は365日って昔から決まっているから、3日に一回休む訳だ。社会の稼働人数は増やすけど、休みも取りなさい。企業は大変だ、勤務社員が増え、人件費は高騰、稼働日は少ない。何だかチグハグな感じがするのは俺だけだろうか?

俺達のレース界は、と言うと「少子高齢化」の波をモロに受け、ライセンスの発給枚数はガタ落ちで、最盛期の3割前後?(詳しい数字は忘れた、雰囲気)10万人が3万人前後って事。各カテゴリー別の数字を持っているのはMFJだろうけど、俺達のロードレースに関して言えば惨憺たる数字だ。地方選でGP3クラスが出走3~5台なんてザラにあるし、1台だけって施設もある(1台で、どうやってレースやるんだろう)。ほかのクラスに混走させるらしいけど、もう、ただの走行会だね(苦笑)。

人数が多かった時は、今より細かくライセンスが分かれていたけど、今は国内・国際だけ。まあ、フレッシュマンだジュニアだと、何だか分からない区分もあるけどね。

地方選・全日本選手権分かれてレースやってないで、統一ポイントにして、地方選はハーフポイントとかにすれば国際の選手が地方選に流れないかな?近所のサーキットだけ出ればイイ訳だし、練習出来て上手く行けばポイント加算出来る。誰が何処でどれくらいポイント稼いでいるか集計は大変かも知れないけど、MFJはその位の努力をしないと。テレビで他のスポーツ見ているとヒントがある。積極的に変革し、成功している他競技のシステムを研究する必要があると思うし、良い部分が見つかったら取り入れれば良いのでは。

携わる人達が、みんな優しいし大人しい(俺もそうだけど)。過激で危ない事は絶対に言わないし、やろうともしない。旧態依然となるのは必然、劇的な変革をしないと今のままでは廃れていくのは目に見えている。

新年早々耳の痛い話で申し訳ない。

レース界に、かつての様な輝きを取り戻さないと。取り返しのつかない事になってしまう前に、抜本的な改革をする英断を下して欲しいものだ。

今年も宜しくお願いいたします。