2008年全日本ロードレース選手権シリーズ第6戦 岡山国際
第6戦 岡山国際
■レースコメント
金曜日のART合同テストは小西良輝が3番手、小林龍太が6番手とまずまずのスタートを切った。土曜日の予選では小西が今季初のポールポジションを獲得。小林は8番手。金、土曜とドライコンディションだったが、決勝日の日曜はウォームアップ走行直前に降り出してしまい、フルウエットでのレースとなった。絶妙なスタートダッシュを今回も決め、トップで1コーナーに飛び込む小西。この難しいコンディションを見極めてペースを上げ、1周目を終えた時点で2位以下との差を1秒に広げてメインスタンド前に戻ってくる。その後、宮崎敦が追い上げてきて二人のマッチーレースになったが、前でチェッカーを受け、2年連続、自身3度目のST600チャンピオン獲得を果たした。小林は雨の中、20位で完走。ランキング3位で今シーズンを終了した。
■レースコメント
ケガから復帰2レース目となる安田毅史。金曜日のART合同テストでは12番手に着けた。今回の予選は、最初に計時予選を行い、上位のタイムをマークしたライダーが次のセッションに進むことが出来るノックアウト方式が採用されている。そのため、予選時間をフルに使ってセットアップすることが出来ず、早めにタイムを出していく必要がある。安田は計時予選で14番手となり、ノックアウト予選に進出。ファイナルセッションまで進み、9番手から決勝に臨むこととなった。ウイーク初のウエット走行となった決勝日朝のウォームアップ走行は24番手。意外に聞こえるが、安田はST600やJSB1000を戦うようになって、フルウエットでのレースの経験はない。このセッションでは安定して走ることの出来るマシンのセットを確認することとなった。今回は2レースが行われ、第1レースは15周、第2レースが20周で行われる。第1レースはスタートでやや出遅れ、序盤は19位あたりを走行。徐々にポジションを上げ、15位でフィッシュした。
■レースコメント
ウエットでのレースを初めて経験したことで、気分的にも多少楽になった第2レースは順調にスタートも切り、オープニングラップを10位でクリア。安定したラップでポジションをキープし、8位でゴール。この結果、シリーズランキングは13位となった。