2006年全日本選手権ロードレース選手権シリーズ第7戦 鈴鹿
第7戦 鈴鹿
■選手コメント
中上「今回はなんとしてもレコードを出したいと思って走りました、予選でセッティングを失敗したので、決勝はキッチリ決めるつもりで走りました。序盤はペースが掴めなかったですが、レコードタイムが出たのを確認出来た時は嬉しかったです。目標のひとつだった全勝が達成出来たので良かった」
■レースコメント
予選2番手からスタートした中上。序盤は様子を見たが、3周目あたりからペースアップ。徐々に差を広げ、2位に2秒4の差を付けてチェッカーとなった。これで中上は今シーズンの全6戦全戦優勝。パーフェクトウィンとなった。しかしチェッカー後にペースを落とした中上に、2位争いの集団がそのままの勢いで通過。2位のマシンが中上に追突し、中上はコース上に投げ出されてしまうアクシデントが起きた。中上はこの追突事故で腕を負傷。表彰台、チャンピオン表彰などを治療のために欠場という06シーズン全日本最後となってしまった。
チーム「既にチャンピオンは決定しているのでレコードタイムの更新がマストだと思って、タカとも話していました。レース中にタイムの更新が出来たので本人も満足だと思います。レース後のアクシデントはビックリしましたが、大事に至らなくて幸いでした」
■選手コメント
安田「今年は何としてもチャンピオンになりたいと思って走りました。ウイーク中ずーっといい感じのセッティングが出来ていたので自信を持ってレースに臨めました。鈴鹿を走ると、痛めた膝がキツイので心配でしたが何とか走り切れました。1年間応援ありがとうございました」
森「テストでは思ったようなタイムが出ず、少しナーバスになってしまった。予選でも思ったような走りが出来なかったのでポジションが厳しかった。スタートを決め、思い切り走ろうと決めていましたので、結果には満足しています。来年は今年の経験を生かして更に上を走れるように頑張ります」
■レースコメント
予選は2分14秒170のコースレコードでポールポジションを獲得した安田毅史。一方の森新も順調にタイムを伸ばし、2分17秒166で23番グリッドを得た。決勝朝のウォームアップでも安田はライバルに対して格の違う速さを見せ付け、2位以下に1秒の圧倒的差を作って見せた。決勝もその速さを序盤から発揮。ホールショットを奪うと、周回毎に後続との差を広げ、見事独走優勝。ランキングトップだった渡辺篤が6位でゴールしたことで、ポイント差を最後に逆転。安田は見事2年連続チャンピオン獲得となった。また森も完走して14位。ポイントを加算し、シリーズランキング11位でST600シーズン1年目を終えた。
チーム「安田は今回本当に充実していたし集中力も切れずに最後まで自信を持っていた。レースは完璧で、文句の付けようが無い。クラス初の連続チャンピオンは意義のあるものだと思う」
■選手コメント
小西「久し振りにマシンに乗ったので感覚が戻るのに時間が掛かったが少しずつ良くなって、決勝では気持ち良く乗れた。結果は残念だったが、また頑張る」
■レースコメント
完全にケガが治った状態ではないながら、最終戦にエントリーした小西良輝。予選は2分10秒079で13番手と、ケガからの復帰セントしてはまずまずの滑り出しとなった。決勝朝のウォームアップ走行も順調にこなし、迎えた決勝。序盤から11位あたりを安定してラップ。10位でチェッカーとなり、欠場のためにノーポイントが続いたが、やっとポイントをゲット。ランキング13位となった。
チーム「小西は3ヶ月振りなのでマシンに乗り切れなかった。それでも決勝ではキチンとポジションキープしていたので良かったと言えるでしょう。来年は怪我しないようにして欲しい」