2006年全日本選手権ロードレース選手権シリーズ第6戦 岡山国際サーキット
第6戦 岡山国際サーキット
■選手コメント
中上「今日はうまくセッティングが出来なくて苦しいレースでした。レコードも出せなかったし、チャンピオンになった喜びよりも悔しさの方が大きかったです。まだまだ勉強して強いライダーになります。ありがとうございました」
■レースコメント
ポールポジションからスタートした中上は序盤、3台でのトップ争いに加わり、この集団の前でレースをコントロール。7周目あたりでペースを上げ、このグループから抜け出しにかかったが、予選2番手の富沢がピタリと背後に付け、3台から2台でのトップ争いとなった。積極的に仕掛けてくる富沢も何度か前に出るが、中上もチャージし、トップを奪い返すバトルが展開される。しかし中上はラストラップに自身のFA捨てストラップを刻み、富沢の追撃を振り切りトップでチェッカー。開幕戦から続く連勝を5に伸ばし、見事最年少チャンピオンを獲得した。
チームコメント「レースウイークはずーっと安定した天候だったのでもう少しタイムは欲しかった。決して速いレコードじゃないので残念だった。タカはチャンピオンにはなったが、点数をつけると60点位かな?もっともっとセッティングの勉強をして強くなってもらいたい」
■選手コメント
安田「今回はマシンに少しトラブルが出てレースは苦しかった。最終ラップは狙っていたけど、気持ちが先行してしまい大きくスライドして離れてしまった。残念だけど転倒しなかった事は大きい。最後のレースでは全力を尽くす」
森「ウイークを通じてうまく走れなかった。もっと積極的に走るように自分を持って行けば上位にいけると思う。頑張ります」
■レースコメント
予選5番手からスタートした安田は、ポールシッター酒井がホールショットを奪うと、その背後にピタリと付け、序盤からしっかりとトップグループに加わる。34秒台から時折35秒台に入る酒井のペースに付いていけるのは安田のみ。トップ争いは二人の一騎打ちとなった。コンマ3秒前後で酒井の背中にぴったりと付ける安田だが、このハイペースではなかなか前に出るチャレンジがしにくい。7周目にチャレンジし、トップに立った安田だったが、前に出ると今ひとつペースを上げることが出来ず、再び酒井にパスされてしまう。結局、コンマ3秒ほどの僅差のまま18周を走りきり、安田は2位でチェッカーを受けた。また森は28位チェッカーとなった。
チームコメント「安田は完調なマシンでは無いのに良く頑張って2位をGETした。今回は完全に安田に借りを作ったので最終戦は完璧なマシンを作り上げて安田に託す。森はセッティングに時間が掛かり結果を出せなかった。残念だがしょうがない。テストで徹底的に走り込み、最終戦に臨みたい」