【本田重樹COLUMN】岡山からセパンへ。
岡山からセパンへ。
前回のオートポリスで転倒した哲平は外傷性の頸椎ヘルニアとかで、ちょっと怖いので岡山は欠場となってしまった。
前週のテストから代替ライダーとしてアジアの阿部惠斗が乗っている。8耐でハルクプロのSBマシンに乗っているとはいえスプリントは初めての経験。俺達は惠斗のパフォーマンスに期待を掛けましたが、はるかに上を行っていました。
テストではトップ5に入る健闘に病院で治療している哲平は気が気じゃなかったと。(笑)
明けて岡山レース、コンスタントにタイムを刻む惠斗、ウエットコンディションの予選で、ナント2番手に収まる。(哲平は益々じっとしていられない)
岡山はST600の二人も頑張っていたが少しずつ調子を上げつつあった寛太ですが、今回も何とかポイントを獲得できるギリギリのゴールで14位、もう一人の阿門はマイペースでシングルフィニッシュを目指し6位でチェッカーを受ける。ST600の二人はどっちが先輩だか分からない結果になっているんだ。別の意味で哲平の気持ちが良くわかる寛太。(笑)
ウエットコンディションからいきなりドライコンディションでのレースを強いられる事になった阿部恵斗、本人がウイーク中言っていた「ウエットウエットで決勝がいきなりドライとかにならないで欲しい」事が現実の物になってしまった。
そんなことを言っていてもレースは始まる。案の定ウエット時のような元気は見られず、少しずつ順位を落として行くが何とか踏ん張っていたが残り3周ほどの所でマシントラブルが出てしまい、転倒リタイヤとなってしまった。長いレースを頑張っていただけに可哀そうな結果になってしまった。
失意の気持ちも収まらないうちに俺達はアジア選手権でマレーシア・セパンへと旅立つ。
前回のマンダリカでラッキーにもランキングトップに返り咲いたので、密かにここは無理せずともランキングを守れる走りでも行けるなと・・・しかし俺達の世界そんなに甘くはない、レース1で思わぬ転倒、まさかのノーポイントに終わってしまい、あっという間にポイント争いはひっくり返ってしまった。
思わぬ転倒はレース2前の俺達にあらぬプレッシャーをかける。それはセッティングに現れるんだ、レース1の転倒原因を探り二度は同じ失敗をしたくないとあらゆる角度からセッティングを検討し、ヨシッ、これで行こうと決めた。
前日の俺達の苦悩をあざ笑うかのように日曜日の朝は、日本風に言えば小ぬか雨。何も確認出来ないが走らないと云う選択は無い。タイヤをレインに替えセットはウエットに。悪い予感がした。
メインレースは日曜日の最後夕方4時過ぎから。前日の路面温度60度とは全く異なるセッティング、まったくテストが出来ていない俺達はエイ・ヤーで勝負するしかなかった。案の定曲がりにくいバイクで苦戦した恵斗は表彰台争いがやっとだったな。
やっぱりレースは勝ちに行かないとだめだ、無難に2位でもランキングがなどと俺達らしくない考えがいけなかった。レース結果は悪かったが、最終ラップのトップ2台のクラッシュで最終戦前にランキング争いは熾烈なものになってきた。
しかしあのクラッシュ。いただけないな。
