2025全クラス開幕前テストイン菅生

今年は全日本選手権が始まるのがやけに遅く感じる。

JSBだけは先日もてぎで2&4として開催が有ったが、他のクラスは今月下旬。

1年のうちに日曜日の数は50回ちょっと、オートバイを走らせるのに適した季節となると、3月下旬から11月上旬で、30回そこそこしかない。オートバイ程では無いにしても4輪レースだって似たようなものだ。日本には5施設(4輪は富士を入れて6施設、筑波は大排気量の2輪には不向き)のロードコースがあるが、3月下旬から丸二ヶ月もレースが開催されない事は2輪レースの発展とライダーの技量向上にブレーキが掛かる原因の一つになるだろう。以前は(30年も前の事だが)年間に10戦以上のレース開催があり、切磋琢磨したライダーが世界へ出て行き、何人もが世界の頂点に立っていた。年間に5,6回のレースしか経験出来ないライダーに技量の向上が望める訳も無く、全日本選手権を制したとしても、そのレベルは世界のトップレベルとは差があるのは否めない。

日本で行われる選手権は国内クラスの地方選手権やサーキットごとの選手権、全日本選手権で、今年もやっとその時がやって来た。先日は菅生で事前テストが開催され、俺達はJSBの哲平を筆頭にST600の若手、小田喜阿門、今回はもう一人のレギュラー濱田の代わりに荻原羚大がリプレースライダーとなる。

前回のもてぎで何かが吹っ切れた?哲平に期待を寄せて、アドバイザーにCBRスペシャリストの高橋巧を奢った。ST600チームには2年連続チャンピオンをアドバイザーに付け、万全の態勢だ。巧は厳しく哲平にアドバイスしていたが、ST600チャンピオン恵斗は「何だ?この二人、速いな。荻原なんか初乗りなのに、阿門には僕のレコード抜かれちゃう」

アドバイザーのくせに、自分の唯一持っているコースレコードをブレークされることの心配の方が先だった(笑)

とは言っても、適切なアドバイスは若い二人にとって心強く、着実にラップタイムを削っていたな。

走り終われば腹が減る。哲平なんか菅生に来る前から「宜しくお願いします、仙台は牛タン美味しいですね」ジャブ打ちしていたからね。俺は仙台と言えばジェネティックカイロ、ヘンリー健康回復センター(大そうな名前だがマンションの一室で、横山という人の良い施術士が一人でやっている)で持病の腰痛を治療してもらってから哲平達と合流する。

途中で電話、「どこにいる?」哲平「太助が定休日で、今駅の近くだと思うのですが」俺「えっ?駅って仙台駅?何でそんな処に?」哲平「いや、分からないです」チンプンカンプンな会話をしていたら、巧に電話を代わり「国分町通りです、閣に行こうと思って来たけど満員です」そのやり取りをしているうちに俺も合流。「もうどこでもいいよ、一番近い牛タン屋は?」話をしながら歩いていたら目の前に牛タン屋が、「こんな店見た事ないけど、いいや」空いてるから、新しい店で知られてないのだろう?まあ、正直言って牛タンなんてどこの店で食べても似たり寄ったりだ、此処にしよう。

腹一杯食べながら、店のおねーちゃんに「この店いつ位にオープンしたの?」おねーちゃん「10年位前からです」見た事ないなんて偉そうに言った俺は「失礼しました~」(苦笑)

レースの話で盛り上がり、楽しく夕食は終わりました。

翌日は600の二人が更にペースを上げたが、さすがにベテラン組も引かず、新路面も相まって結構なペースでタイムを上げていた。ウチの若手二人はどうかな?楽しみだ。

JSBの哲平がどこまで伸ばしてくるか?哲平の場合はウイークになってみないと分からないからね。まあ、上がるしかないから、どこまで上がっていくかこれも楽しみだ。
来週は山形の関所に寄って通行手形?貰わないといけないな、関所の番人は膝が痛くてGに耐えられないみたいだけど、まあ、年中行事みたいなモンだからな。

こしあぶらをアテに一杯だな。