【COLUMN】Vol.280 2020久し振り

久しく投稿していなかったコラム。「最近全然更新しないね、楽しみにしているのに」友人から叱られました。

半年以上投稿していなかった。(夏以降、身辺色々忙しかったもので)

 昨年はGP2最後のシーズン、哲平がチャンピオン獲得してくれた。GP250が無くなる時、代わりにMOTO2につながるクラスやりましょうと進言して実現したクラス。思い起こせば初代チャンピオンは小西良輝だったな。当初は参戦台数が少なく、ST600で勝てない奴が出るクラスと揶揄された事もあったけど、高橋裕紀や中上貴晶らの参戦で確実にレベルをアップさせ、ST600とほとんど変わらないエンジンでみんな頑張った。

ハルクプロは10シーズンで4人のチャンピオン輩出。まあ言い出しっぺとしての責任は果たしたかな?HP6と言っていたけどほとんどCBRの車体。良く出来たバイクでした。

 哲平の前にGP2でチャンピオンになった涼は、JSB1000クラスで表彰台に登れるようになったので、もう一息。

 2020シーズンはST600に埜口遥希が新加入。中野真矢のプッシュもあり、哲平に続く56チーム育ちのライダー。ST1000に参戦する榎戸育寛と共にSDGミストレーサ・ハルクプロの看板を背負う。(去年までST600で戦った上原は、JP250で再起を図る事になった)

ところが。SDGチームの先輩、榎戸が大変な事になってしまった。先日の鈴鹿テストで転倒し、大腿骨骨折。新しいマシン、タイヤ、初めての1000クラスなので慎重に進めるべく注意してはいたが、(俺は育寛が走り出す前必ず、慎重に探りなさいとアドバイスしていた)この時は現場に居なかった。(泣)

運び込まれた病院の三重大学病院?(正式名称知らない)は、東京から来た患者は2週間隔離してからでないと手をつけられないと。(ここでもコロナウイルスの影響が)そんなノンビリしてはいられない、育寛は東京の病院に戻って手術する事になった。本人は至って元気だけど、時間は掛かるだろうな。

 対して同じST1000クラスを戦う哲平は、順調にタイムを削っている。元々慎重?な性格で、育寛のようにエイ・ヤーで行くタイプではない事もあるけど、初めてのバイク、タイヤ、サスペンションを上手に転がしている印象がある。ライダーは経験が大事で、昨年のMOTO2参戦や8耐参戦、涼の代役で茂木のJSBクラスを走ったりした事が生きているのかも知れない。

 新型のCBRでJSBクラスを戦う涼。昨年まではHRCワークス車両で参戦していたが今年からは、ハルク・プロKIT車になった。俺達も久し振りに自前のKIT車、パーツ作りから始めなければならないので時間との戦いだったね。何とか作り上げてシェイクダウンテストが出来た。

タイムを気にする段階では無いけどヤッパリ気になる。Y社のY監督は余裕のコメント?「CBRストレート速過ぎですよ~」良く言うよ、気にもしていないくせに(苦笑)。言ってみれば、ヤツがドライバーでかっ飛ばしても、上がってみればボギー、ダボなのは分かっている俺が、「良く飛ぶな~」と内心笑いながら言っているのと同じなんだ。

ヤツが、涼のコーナリングについて語り始めてくれるようになったら本心なんだけど。

 とにかく今年は頼みの巧がいないし(巧も同じ鈴鹿で怪我して入院中)俺達が涼としっかりホンダの牙城を守るしかない。

テストに顔を出したプロジェクトリーダー石川君の心配そうな顔。彼の顔がにこやかになって、好きな(多分)酒を飲ませてあげたいモンだ。

 

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