【COLUMN】Vol.275 2019年スタート

正月も過ぎ、今日は成人の日。

街には、普段は絶対に着ないであろう着物姿で着飾った女の子達がうようよ。

近年、選挙権年齢引き下げとか成人の年齢を18歳にとかで、世の中が変わってきている。18歳で成人と言っても、酒やタバコは20歳からとかで、ややこしい。

反対に歳を取ったほうは65歳定年とか70歳年金交付とかで、高齢者の現役延長が検討されている。要は社会における稼働人数を増やそうとしているのか?そのくせ土日休みを推奨し、振替休日や正月お盆休み、今年からゴールデンウイークは10連休?合計すると1年で120日以上も休みを取る計算になる。1年は365日って昔から決まっているから、3日に一回休む訳だ。社会の稼働人数は増やすけど、休みも取りなさい。企業は大変だ、勤務社員が増え、人件費は高騰、稼働日は少ない。何だかチグハグな感じがするのは俺だけだろうか?

俺達のレース界は、と言うと「少子高齢化」の波をモロに受け、ライセンスの発給枚数はガタ落ちで、最盛期の3割前後?(詳しい数字は忘れた、雰囲気)10万人が3万人前後って事。各カテゴリー別の数字を持っているのはMFJだろうけど、俺達のロードレースに関して言えば惨憺たる数字だ。地方選でGP3クラスが出走3~5台なんてザラにあるし、1台だけって施設もある(1台で、どうやってレースやるんだろう)。ほかのクラスに混走させるらしいけど、もう、ただの走行会だね(苦笑)。

人数が多かった時は、今より細かくライセンスが分かれていたけど、今は国内・国際だけ。まあ、フレッシュマンだジュニアだと、何だか分からない区分もあるけどね。

地方選・全日本選手権分かれてレースやってないで、統一ポイントにして、地方選はハーフポイントとかにすれば国際の選手が地方選に流れないかな?近所のサーキットだけ出ればイイ訳だし、練習出来て上手く行けばポイント加算出来る。誰が何処でどれくらいポイント稼いでいるか集計は大変かも知れないけど、MFJはその位の努力をしないと。テレビで他のスポーツ見ているとヒントがある。積極的に変革し、成功している他競技のシステムを研究する必要があると思うし、良い部分が見つかったら取り入れれば良いのでは。

携わる人達が、みんな優しいし大人しい(俺もそうだけど)。過激で危ない事は絶対に言わないし、やろうともしない。旧態依然となるのは必然、劇的な変革をしないと今のままでは廃れていくのは目に見えている。

新年早々耳の痛い話で申し訳ない。

レース界に、かつての様な輝きを取り戻さないと。取り返しのつかない事になってしまう前に、抜本的な改革をする英断を下して欲しいものだ。

今年も宜しくお願いいたします。