【COLUMN】Vol.270 2018鈴鹿8耐真近!
全日本の前半も終わり、いよいよ8耐だ。
今年の夏は異常に早く、毎日が酷暑。そんな中でも8耐のためのテストはやらなければならない。一回目のテストは雨、まあ、梅雨の真っ只中だったからしょうがない、お蔭でウエットのテストは十分過ぎるくらいやった。
翌週のテスト三日間はドピーカン、毎日35度超えで、ライダーもメカニックもヘトヘト。
俺達も、セッティングの摺合せ、燃費の測定、ロングランで問題集積他、確認作業満載。
昨年まで長い事一緒にやっていた巧が、今年はHRCに移ったので、俺達に基準が無くなった。全日本で涼が乗っているマシンセッティングがそのまま使えれば良かったが、細かな問題が出てくる(毎度の事ではあるが)例年だと巧がきっちりタイムを出すので、他の二人は何も言えない。今年は基準の涼が巧ほどの絶対感が無いので、チームとしても迷いが生じる。まあ、それだけ巧は安定感があったということだね。
昼間の走行が終わると当然食事、今年の外人ライダーは全員和食好き、それも寿司。
俺がいつもお邪魔している寿司安に行ったら「美味しい・美味しい」満足そうな顔。良かった、俺達も海外へ行くと食事は大事なイベントのひとつになる。日本にいると気にならないのだが(当たり前だ)仕事が終わってからの食事は大事。海外から来ているライダーも一日の仕事が終わり、食事が楽しみである事に変わりは無い。
翌日又食事、俺が「何食べたい?」そうしたら又「寿司」どんだけ好きなんだよ。(笑)
ところが、彼等の行きたい寿司屋はどうも違う、何という事か、回転すしに行きたいと言うんだ。俺は大笑いして「いいよ行くよ」
その回転すしで驚いた事。注文するのに使うタッチパネル、ちゃんと英語表記があるんだね、ビックリだよ。念願の回転すしに来られたランディ、得意げにタッチパネルを操作して注文の嵐、俺のがなかなか来ないだの、何でドミニクのが早く来るんだ、誰がこんなに注文したんだ?これはなんだ?俺は笑いながら「全部ランディのコントロールだよ」言ってやった。寿司安とは違う食べ物だったけど、楽しくコミュニケーションが取れたよ。
PJ(パトリック・ジェイコブセン)は何と!お好み焼き、それも“浪花でおます”だって
俺はすぐにピンときたね、(藤井だ!)知る人ぞ知る知らない人は全く知らないけど、関西風のゴッテリしたお好み焼き(以前は元気のいいお姉ちゃんがやっていたけど、今は知らない兄ちゃん)変なモンが好きなやつだなPJ。
今年の8耐ライダー選抜は紆余曲折があったけど、結局元のサヤに戻った。
水野 涼、ドミニク・エガータ、そしてランディ・ド プニエ。助っ人の二人共とてもイイ奴だし、食べ物の心配もない。昼間はパスタにバナナ、涼にはミニトマト食べさせておけば心配ないし(笑)
今年もハルクプロは全力投球。