Vol.231 全日本RR開幕!そしてAPへ、
久し振りの投稿です。
長いシーズンオフが終わり開幕した鈴鹿2&4。俺達のマシンは今年も継続で特に大きなアップグレードはしていない。逆に言えば、極めて安定したマシン?を提供出来る強み(強がり?)がある(苦笑)。
相変わらずスピードのあるカワサキ、スズキ、新型で参戦のヤマハ。このところ心境著しい渡辺一樹もマシンが仕上がって来るにしたがって結果も残ってきた。津田や加賀山はさておいて、やはりチャンピオン中須賀はあなどれない。マシンが仕上がってくれば野佐根も怖い存在になるだろう。なにしろ若い!怖いのはその若さだ。若い奴は怖いもの知らずで伸び代があるからね。
伸び代の部分ではナオも有る。ナオはその背丈に比べ心臓は極めて小さい、今年も順調にテストを重ねている最中に何度も転倒。転ぶのはしようがないけど、怪我がヤバイ。ナオは怪我するとドンドン気持ちがしぼんで行くタイプ。先日のオートポリスの事前テスト。鈴鹿で転んでマシンは大破。それでもメカは何とか走れるようにと頑張って修復、テストに間に合わせた。ところが肝心のナオの身体は使い物にならない。俺はナオに「お前なあ、契約金貰って走るナオはプロだろう?プロライダーはマシンに跨ったら言い訳無しだよ。契約書見たか」そういう時のナオは大概小さくなって聞いている(笑)。
鈴鹿では巧が4位、身体が言う事を聞かないナオはそれでも10位。ナオの10位はしょうがないとしても、巧の4位は納得が行かない。巧は頑張っていたからね。絶対的なスピード不足のマシンで戦う巧は、コーナー勝負となる。コーナーでスピードを上げ詰めて行き、ストレートで離されるの繰り返し。そのうちタイヤが終われば勝負にならない。
JSBを2台も走らせ、表彰台すら昇れない。失意の俺は翌日気晴らしにゴルフ。ところがこの日は全国的に大荒れの天気との予報。どこまでツイて無いんだと思ったが、どっこい、奇跡的に俺達は暑い位の天気の中でゴルフを楽しめた。幹事役の高桑さんも喜んでいた。俺は「こんな付きがレースの時に欲しいな」密かに呟いていたよ(苦笑)。
翌週はオートポリス。事実上の開幕戦だ。今年のオートポリスは俺の願いが効いたのか?ウイーク中、好天が続いた。オートポリスは天気さえ良ければホントに素晴らしいサーキットだ。みんなの顔が晴々している。
オートポリスに来た時には楽しみが多い。阿蘇外輪山の景観、食べ物、酒、今回も大津町の酒屋に買い物に行った。俺の好きな焼酎(大正の一滴)プレミアが付いている森伊蔵なんかも以前は買えたが(4000円でおつりがくる)、今は会員にならないと買えなくなっていた。ナルホドね、そうやって市場価格が3倍・4倍に跳ね上がるんだ?(苦笑)
レースはGP3で佳祐が初表彰台をGET。涼に置いて行かれてたが、やっとリベンジ出来た。考えてみればハルクのアルバイト従業員初の全日本表彰台だ(笑)。涼はシーズン前の怪我が完治していないのが響いた。それでも6位に飛び込んできたのは立派だったな。
ST600のジュニアチーム2名。水澤は性格をそのまま表したレース振りで予選順位そのままでゴール。初めての全日本で学ぶことが多かった事だろう。名越哲平はアグレッシブに攻めていた。哲平はレース勘がいい。二人ともMuSASHiスカラシップトレーニングから上がってきたライダーだが、性格の違いがレースにも出るモンだね。デビューレース11位は偉かった。
JSBの二人は巧3位・ナオ6位。鈴鹿よりも少し良くなったがまだまだ。俺の夢はでっかく。全クラス1・2フィニッシュだ(笑)。
20数年ぶりにハルクに戻ってきた太郎。「何だか分からないけどタイム出ちゃう」って、結構な事じゃない。ところが決勝前は珍しく緊張気味。狙えると思うと緊張するモンだよね。俺は「楽しめ・楽しめ」と緊張をほぐしてやろうと思ったが、ダメだった。
レースはユーキのブッチギリで終わってしまった。
帰途に就いた時、森脇さんと会ったので「おめでとうございます、そのうちやっつけますから」と言ったら、森脇さんは軽く「それは無理やね」 悔しい!太郎!頑張れよ。