Vol.207 4月は超ハードスケジュール

全日本開幕戦のモテギが終わり翌週はモトGP開幕戦カタールへ。昨年の11月にアジア選手権で行って以来だが、相変わらず急ピッチでの建設ラッシュが続いている。

直行便でドーハ空港に行くと明け方に到着する。俺達はレンタカーでドーハ市内から少し外れたところに宿を予約していたので、取りあえずチェックインに向った。予約していたホテルに着きフロントでの会話。「予約していた者ですが」フロントのおっさん「このホテルは今クローズだ、メールが行っている筈だ」そんなバカな。メールが来ていればわざわざ来る訳ないだろう。押し問答が続いたがラチガ明かない。近郊のホテルはGP関係者でいっぱい、空いているホテルなんて見当がつかない。しょうがないので一件づつ訪ねて回った(汗)。運よく、ツインの二人ユースなら一部屋空いているよとアメリカ系のホテルで言われ速攻でチェックイン。長い事旅して回っているが初めての出来事だった。

シーズンオフのテストで好感触を得ていたタカ。カタール入りしてからも好調を維持出来ていた。しかし「好事魔多し」昔の人は上手い事を言った。突然シフターが不調になり、予選初めの15分くらいが無駄になったが走れば好調のタカ。トップタイムに浮上。予選終了間際に逆転されたが2番グリッド確保。レースに期待が高まった。が、決勝でもギヤトラブルが発生し、せっかくリードしていたレースで最終的に3位までポジションが落ちてしまったが、タカにとって初めての表彰台だった。

翌週は鈴鹿に場所を移して2&4。相変わらず色んな意味で2&4はやりにくい。結局4輪の方は自分達の決めた運営方法やスケジュールを変えようとしないし、4輪レースの合間に2輪レースをやっている感は否めない。

今回のレースでは序盤にアクシデントがあり、珍しくペースカーコントロールになった。スプリントレースで4周のペースカーは長かったな。すっかりタイヤは冷えてしまいレース再開後は上手くタイヤをコントロールした秋吉がスタートダッシュを決め、レースが決まってしまった。目の前で秋吉がタイヤの状態を確認する動作をしているのを見ていながら、何もアクションを起こさなかった巧。経験の差というよりもレースに勝とうとする貪欲さに違いがあると思ったな。

翌週はアメリカンズGPオ―スチン。前回のカタールでミッションギヤに異常を感じながら同一エンジンで臨んだタカチーム。FP1こそ何とか走っていたが、結局FP2でエンジン載せ替え(しかし問題は何か別のところにあるような気がしていた)。シフターの調子が良くないとの事だったので、いまやモト2ではトレンドになりつつあるTSR大森工業?製のシフターを無理言って分けてもらい、持って行ったんだが・・・

予選ではまたも最終ラップに逆転されて2番グリッドに。レーススタートして今度は1周しか持たなかった。何も出来ずにズルズル後退するタカ。気の毒で見ていられなかった。後でロガーを見て(よく転ばなかったなと感心するくらいひどい状態だった)、どうにもならなさ加減を目の当たりにした。

来週はへレス。全ての問題をクリアーして完璧なレースにしたいモンだ。今度こそ予選でもトップのまま終わりたいな。その先にあるものはタカが夢に見た栄光のチェッカーだろう。

ヒロやユーキ、ヒュウガにも頑張ってほしいんだがみんな足りないものが多すぎてなかなか結果が伴わない。

とにかくへレスだ。坪さん、今度はホテル・・・大丈夫ですよね。(苦笑)