Vol.195 暑い今年の夏!
8耐が終わってから、あっという間に一カ月過ぎてしまった。コラムを更新出来ていない言い訳がましいが、ホントに忙しかった。
8耐が終わって月曜日に東京に帰りもてぎの2&4に向けて準備、そのまま出掛けてもてぎ2&4をやっつけた(実際はやっつけられた)
トメさんはベテランの味を出して何とか表彰台をGET、普段何かとリクエストが多く(電話も多い)手間の掛かるベテランライダーだが、結果を残すところはヤッパリ偉いな。
次のナオはナント!スタート後の1コーナーで転倒、何やってんだ!(怒)コメントのしようが無い。事前テストからレースウイーク、きっちりテストして成果を見せる本番で・・・若いからとかでは済ませられない。
最近の若いライダーは速い子は速い。その意味は、ただマシンに乗せられて速いだけ。考えが浅すぎる(又はまったくレースを考えない)工夫が無いから下手くそ。オートバイは人間がコントロールするもの、そして、そのテクニックを競うのがレース。
いいマシン、タイヤに委ねただけの若いライダーが多過ぎる。普段から色々教えているウチのライダーがそれだなんて。(悲)失意のもてぎから帰った。
つかの間の休みからインディアナポリスへ、そうタカの応援に。俺は本来ウチの卒業生を応援に行く事はあまり無い。ヒロや周平だってそうだった。
タカが今年GPに行く事になった時、メカニックの相談があった。そう、日本人メカニック。タカのチームのメカニックが心許無いからウチから出して欲しいと。そんなこと言われたってウチにはウチの事情がある訳で。俺は「大丈夫だよ、何とかなるよ、もしダメだったら俺が行ってあげるよ」軽い気持ちで言ってしまった。
口は災いのもと。
昔の人はいい事を言いました。まさしくそれになってしまった訳。(苦笑)
インディアナポリスでは淡々とセットを決め、走らせる。いいところでクラッチトラブル。直してまた走り、イイ感じのところで同じトラブル。(いい加減に学習しろよ(怒))最後にトラブルが出たのが決勝。(最悪)俺も何度か口を挟んだが、「いつもこの方法でやっているから大丈夫」全然大丈夫じゃない。あ~あ、負の連鎖?このところついてない。
ぐったり疲れて帰って来て、すぐに菅生。
俺の中にある?負の連鎖は続いていた。久し振りに仙台の仲間とゴルフ(米沢のエイジュープロや和多留、タディー等も混じった)でリフレッシュし、気分転換を図ったがダメだった。
トメさん6位、龍太転倒、巧トラブル、ナオ、何とか2位。こんなのハルク・プロのリザルトじゃない。次回オートポリスまでに立て直しを図らないと短い全日本選手権、直ぐに終わってしまう。
ウチのスタッフは全員この猛暑の中、気持ちも身体も暑く作業に励んでいる。この熱意が報われるように俺が出来る事は?