Vol.187   2012シーズン開幕間近!

もてぎ合同テスト

長かったシーズンオフも終わりに近づき、いよいよ第1戦もてぎの合同テストが始まった。この2ヶ月間鬼のような忙しさに追われたウチのスタッフ達も、やっぱりレースが好きだね、疲れた顔も見せずに黙々と作業をこなしている(凄いモンだ)。

今シーズンは懲りもせずにまた全クラスにエントリーする。JSBの巧は昨年まで使用していたCBRワークス仕様(俺は梅と呼んでいる)から松仕様のバリバリのマシン(エンジンは中古だけど)に乗り元気よくコースを攻めていた。メカニックも替わり、心機一転チャンピオンを意識して頑張って欲しいと思っている。

事実、今までとは違いセッティングを変更してもタイムが極端に落ちる事は無くなった。マシンの素性がいいのか、巧が成長しているのか、どっちにしても間違いなくレベルが上がっている。俺は常々巧に言っている事「横綱を倒してこそ価値があるんだ」。それはもちろん、2年連続チャンピオンTSR秋吉選手の事。巧も十分意識しているようで、自信に満ちた走りに可能性を感じる。

ST600の龍太は合同テストといっても、ほとんどタイヤテストをやらなければならない立場だから、なかなか苦しい。そんな中でも自分の課題を見つけ黙々とテストをこなしている姿は好感が持てる。「龍太、ガンバレ!一生懸命やっていれば必ず結果は出る」。龍太もウチに来て5年目のシーズンを迎える。今までウチのチーム契約(有償)ライダーで、4シーズンも戦って一度も勝てないライダーは珍しい。今年こそは龍太に勝って欲しいモンだ。

GP2のナオは問題だ。去年ポン乗りで55秒にすぐ入り、可能性を感じたが、そのテスト終盤に転倒してから初乗りだったせいか、どうもピンとこない。初めて乗った時のキレが無いんだ。特にナオの最大の武器である飛び込みの鋭さが影をひそめて、子猫ちゃんの走りになってしまった。「ど~~したんだ?」しょうがないから、コーナーの飛び込みを楽に出来るセッティングにしてやった。果して、テスト終盤には55秒台に入ってきた。しかし、去年タカが完璧にセッティング出した車体を崩し、子猫ちゃん用のマシンにするのは悲しい作業だ。今週のテストで元の状態に戻せると信じているけど・・・(汗)。

GP3には徳留真紀が挑戦する。留ちゃんは昔、俺の事を袖にしてWGPへ行った。俺が全日本で一緒にやろうと言ったのを無視して世界へ行ったんだ。その後の活躍は皆さんの知るところとなる。昨年全日本で優勝したが(ナントは初優勝!)、今年はなかなかシートが決まらなかった。おれは今年からNSF250Rのレースが本格的に始まるので、テストライダーも兼ねた契約をした。留はなかなか性格のイイ奴だが、しつこい!特に電話。毎日のように掛かってくる電話の内容は細かい事が多いんだ。俺は内心(まとめて電話して来いよ)と思っているが、俺の中の優しさがそれを言わせない(苦笑)。まあ、先日のもてぎでもシェイクダウンテストながら3秒台で走っているあたりはさすがだ。

世界でトップ争いをしてきたライダーとハルクのコンビネーション。悪いけど結構強いよ。

このマシンを見るのが飛鳥井定利。通称(チャゲ!)チャゲは知る人ぞ知るが、知らない人はまったく知らない(笑)。まじめでレースが好きな三児のパパなんだ(きっと家でも真面目なんだろうな、じゃなきゃ三人も・・・)。(チャゲ、ゴメン(笑))

今も今週のテストのために全員頑張ってる。

今シーズンのハルク・プロがどんな活躍をするか、俺がいちばん楽しみにしてるんだ。(笑)

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