Vol.186 2012年2月準備真っ盛り!

最近ハルクはシーズン中と見まごう程忙しい。

大体シーズン直前になると忙しいのは常だが、今年は何かと準備に追われているんだ。前回のコラムでも少し触れたが、アジア選手権に参戦する。ライダーは清成龍一。俺達が近年サポートしていたマレーシアBoon Siew Hondaとのコラボレーションだ。

なぜそんなに準備が大変かというと、アジア選手権はGPと違い荷物の異動に船舶を使う。一度自分達の手から離れてしまうと、次に見るのはレースウイークという訳。したがって日本から参戦する場合は一年分のスペアパーツ・エンジンが必要になる。オートポリスに帰って来た時に、パーツ入れ替え整理が出来るのがせめてもの救いかな。

スペアパーツと言っても小組み(例えばシリンダーヘッドなど)しておかないと現地では時間も無いし作業環境も悪い。いきおい今やっておかなければならない作業となる訳だ。

自分達のレース以外にもマレーシアチームのマシン整備もあるので、来週早々にはメカニックが現地へ出向かなければならないんだ。取りあえず向こうのマシン・エンジンを全部バラシてチェック、必要なパーツを洗い出して必要部品表をこちらに送る。こっちにある部品はすぐ送れるが、無い部品もあるから先発隊は一旦日本に戻る。

昔と違い今は飛行機に乗る時の荷物チェックが厳しい。TSR藤井のブログでも書いていたけど、俺達は工具など重い物を持っていくからすぐに重量オーバーになるんだ、当然そこは粘ってマケてもらうんだけど、この交渉がなかなか。(苦笑)でも不思議と結構ディスカウントしてくれるんだな。まあ、昔に比べれば月とスッポン、釣鐘と提灯、アナコンダとミミズくらい違いがある、物流が進歩して荷物を送るのが楽になってるから。

物流の進歩は留まるところを知らない。アジア地域なら最短3日で荷物が届く事があるんだから。(無くなる事もあるけど)

アジア選手権向けの準備もサルことながら、全日本だってうかうかしてられない。開幕は日本の方が早いから。

今年の全日本はとうとう2ストロークマシンが姿を消し、全車4ストロークマシンになる。

GP3クラスはかなりのエントリー台数があるようだ、GP-MONOが無くなったので、そのユーザーがGP3に来たのかも知れない。

GP2も若干増えている、もう少し台数が欲しいところだけど、少しずつ増えればいい。ヤバイのが、ST600。クラス発足が2000年だから12年目で減少傾向、今の全日本を支えていると言って過言ではないので、何とか持ちこたえて欲しいモンだ。(そろそろ技術規則にも手を付けないと)

GP2が増えてきているので600全体で考えればそれ程でもないのかも知れないが。

 先日MFJプロモーション委員会に出席してきた。

GP-MONOが無くなった事で賞金配分が焦点になったが、アッサリ減額(泣)GP2の振興策として若干トップ3の賞金が増えたのがせめてもの慰めだった。

俺は今年岡山のレースに賞金を出す約束をした。岡山は日本の全日本開催サーキットで唯一バックを持たない施設だから。昨年MFJが俺達にくれたGP2の振興策としての賞金。俺がもらってもしょうがない、エントラントに分けるよ。出し方は岡山の土井君と相談してから、発表になるだろう。GP2のライダーは特にお楽しみに(笑)

 昨年より課題になっていたARTがやっと法人登記が出来た。みんなからお金を預かる性質上、法人がいいのは分かっていたが、結局これも長きに渡ってやってきたからこその成果だと思う。施設やMFJと議論を交わし、作業を分担する、その代わりに要求も飲んで下さい。こんな感じのやりとりだが、賛同会員の皆さんには見えない部分なので、なかなか理解を得られない。問題は、我々の利便性を高めるためにやっている事だが、実際良くなっている事を皆さんが忘れてしまう事。

今年、新生ARTがどういった形で皆さんの理解を得られるか、俺も理事の一人として若干責任を感じてる。