Vol.175  いよいよだ!

今年も8耐のウイークが来た。
今年のライダーは巧に加えて玉田誠、それに最強のスーパーサブ!岡田忠之だ。

年頭の段階では昨年のペアライダー清成龍一と考えていたが、彼はBSBにエントリーしながらWSBのイギリスラウンドにワイルドカード参戦すると情報が入っていた。7月31日はWSBのイギリスラウンドとバッティングするので、俺は「今年は龍一、無理か?」諦めていた。なるべく早いうちにライダーは決めておいた方がいいので、すかさず玉田を指名したんだ。

玉田は昔から知っている。うちで辰也が250クラスを走っていた頃、粘り強い走りで目の前をウロチョロしていたんだ。(笑)
その後HRCの契約になり、世界へ出て最高峰クラスで優勝した数少ないライダーの一人にまで成長したのはみんなの知るところだ。

先日のテスト時、ウチのスイートに龍一が挨拶に来た。「社長、どうも」なんだ?へんな挨拶。でも、龍一の気持ちがストレートに伝わってきた。俺は「昨日の友は今日の敵だな」言ったが、全然!敵の感じがしない。かえって玉田の方がキツイ、「お前、なんだよ、遊びに来るなよ敵なんだから」笑っちゃう。二人も旧知の仲だけにその歯に衣着せぬ掛け合いが面白い。「龍一!大丈夫だよ、俺はお前の気構え、勝負根性、良く知ってる、来年は戻って来いよ」

巧に玉田、加えて岡田のコンビネーションは面白い。互いに気遣いながらも自分のセッティングにこだわる。特に岡田はそうだ。優しくマシンの方向性を高めて行く。
それでも最後は歳とってもライダーだな。ヤッパリ自分の理想を求めてセッティングを進めて行くんだ。
「巧!この二人の言いなりになったら大変だぞ、二人は耐久が終わったらさっさと帰っちゃうからな」俺は巧にアドバイスしたよ「いじられ放題でいたら、最後に残されて泣くのはお前だよ」それでも巧は「ハア」何とものどかな顔してる、なんでこんな呑気な顔してる奴がオートバイに乗ると速いのか?不思議でしょうがない。(苦笑)

何だか今年は例年の独特な緊張感とは違った雰囲気が漂う。この感じが何なのか?7月31日午後6:30に結果が出る。

8耐の準備と並行してやっているのが8耐の翌週に行われるもてぎ2&4の準備。本当にてんてこ舞いの忙しさだ。俺達がレースに出る時どんな準備をしているのか施設の担当者に見てもらいたい。恐らく彼らは「分かっていますよ」言うに違いないが、本当は全然分かってないと思うな。その証拠に来年の暫定カレンダーでも、もてぎ2&4は8耐の翌週に組まれている。
今年のGP-2は昨年から、かなり進化したと思っている。タカもそれに乗って、常に頭の中はMOTO2を意識したものになっている。是非!頑張って欲しいモンだ。

もう一つの並行作業。Boon Siew HONDAの4耐プロジェクトのサポートだ。彼らは元々暑いマレーシアから来ているくせに、「鈴鹿の暑さは特別だ」泣きを入れている。冗談じゃない、泣きを入れたいのは俺達だよ。超人的な作業で何とか彼らが走るためのサポートをしているのに。(汗)
それでも走ると彼らは速い!本当に速い!出来る事なら4耐史上初の海外参戦チーム優勝と言う事にしたいもんだね。
このチームのコーチはクラブの原田、横山両人。原田は優勝こそないが4耐では常にトップグループの常連だったし、横山は4耐優勝経験者だ。二人の指導でマレーシアライダーがどこまで進化するか?楽しみである。

今日は最後の追い込み、数多くある機材の点検チェック員数確認、整理!いよいよだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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