Vol.164  ARTの改革

ART(アルタ)の改革
最近ARTを法人化するために色々な動きをしている。今までのARTは法人では無く、単なる任意団体だった。云ってみれば訳の分からない団体だった訳だ。近年各所からARTを明確な位置づけにするために、法人化した方が良いとの指摘を受けていたので着手している。

俺達は全日本ロードレース選手権に参戦して長い。その名前に表されているようにいかにもお役所っぽい命名だ。今ならもう少し気の効いた名前でも良さそうなモンだが、何故か変わらず全日本ロードレース選手権なんだ。

俺達は自分達のフィールド(全日本選手権)をなんとか自分達の手に取り戻したくて画策した。過去には旧選手会、JARTA(ジャルタ)、コンストラクターコミッティ等が短い期間だったが活動した事もあった。
日本のモーターサイクル市場も活性を極め、各サーキットのパドックは溢れんばかりのバイクと人だった時代。筑波サーキットの選手権では、予選16組!各組み2名が予選通過なんて事が普通だった。それらを統括する協会、レースを運営する施設。黙っていても人は集まり何んの工夫も無く、淡々とレースを消化する時代だったんだ。
その当時は今とは又別の様々な問題があった。だから前述のような各団体を作り、施設や協会にモノ申して行こうとしたんだ。当時は何もしなくても多くのライセンス申請者が集まり、施設にはライダーが殺到する訳だから、受ける側の協会施設は強気になる。(お祭りのテキ屋と同じだ(笑)) 参加者の意見(団体)なんかに耳を貸さない。
ほったらかしにされた参加者達が取った行動は?・・・今の現状が物語っている。

俺達は過去の失敗を踏まえ、現ARTを設立した。
参加者の声を正確に主催者や協会に伝えよう。参加者として行うべき事を伝えよう。参加者として負うべき義務をみんなで果たそう。参加者にとって居心地の良い選手権にしよう。
以前のすれ違い選手権を脱却して風通しのいい選手権にしたくて始めた。

現在ARTは、ある一定の成果を上げていると思う。しかし、どんな事にも完全100%なモノは無い、当然現ARTにも批判の声はある。

俺は以前の雑然としたパドック・ピット、朝から長い列を作って並んだ選手受付、無秩序に開催されていたウィークのスポーツ走行など、数え上げればキリが無いほど不合理でだらしのないモノからは劇的に改革出来たと思っている。みんなでARTを運営出来たからに他ならない。まさしく俺達参加者の声が通るようになったんだ。

今、協会(MFJ)施設(サーキット)メーカー、各エントラントが抱えている問題はみんなで解決して行く方向性が確立出来てきた。俺達エントラントは一人一人の声をまとめて、ARTの総意として各委員会に届ける事で、環境作りをする必要に迫られている。

新生ARTが参加者全員に支持運営され、より良い全日本ロードレース選手権になる事を願ってやまない。

 

 

参考
A.R.T.とは、Association of Road racing Teams(ロードレース・チーム・アソシエーション)の略称

で、呼称は“アルタ”です。。
A.R.T.は、MFJが統括するロードレース委員会および全日本プロモーション実行委員会の公認
のもと、チームが主体となった全日本ロードレース選手権参戦・運営についての環境整備を
行ない、より良い全日本ロードレース選手権を目指す、全日本ロードレース選手権参戦チーム
によるチーム統括団体です。
A.R.T.OfficialHP

 

 

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