Vol.142   ’10鈴鹿2&4

全日本第2戦鈴鹿2&4が終わった、JSBが2位、GP-2は優勝。

ウィークの金曜日に雨が降り、俺達が目論んでいたメニューはこなせなかった。特にGP-2はニューパーツを投入(マシンの特徴であった2本出しマフラーも封印)したので確認セッティングを進めたかったが・・・。

JSBの巧も鈴鹿はそんなに得意なコースではないのでレースを見据えたテストがやりたかったが、こればかりはどうにもならない。(翌日の予選でまんまと罠にハマった)

そんな中で金曜日の午後、小西が全車のトップタイムをウエットで記録したのが嬉しかった。そのセッションはスポーツ走行枠という事でタイムモニターが動いて無かった。午前中は作動してたので、俺は電話で「動いてないよ」事務局に知らせたら答えは「午後は一般走行なのでモニターは動きません」なんとも情けない貧困な考えだ、スィッチひとつの作業だよ。まあ、事務局のネーちゃんに言ってもしょうがないので「はい!わかりました」電話を切った。結果的にはモニターを動かしてくれて、先の小西がトップタイムになったのを確認出来たから良かった。俺はそのモニターを見たかっただけなんだ。(笑)

最近MFJの方針のひとつにコストダウンがある。要は、レースをやるのにはコストが掛かるから、参加者の経費負担を減らす事でレース離れを防げるのでは?との考えだ。
もちろんそれはあるだろう。しかし、先日ARTの会議でも藤井が言ってたが、車検を受けた後にフレーム交換などをすると10、000円支払わなければならない。今回の俺達も同じ。予選で転んだ巧のマシンはフレームのみならず外装の大半を交換する羽目になったんだが(泣)さらに追い打ちを掛ける10、000円の出費。どこが経費節減だよ、チャンチャラ可笑しくておへそがお茶沸かすよ。ゼッケンだってそうだ、自動車の希望ナンバーだって5000円なのに、なんで100、000円なの?意味も根拠も分からない。

レースは面白かった。3台のトップ争いが最初から最後まで続き、ベテラン二人を相手に巧は果敢に挑み、結果2位。残念な気持ちを通り越し気持ちが良かった。やっぱりレースはああでなけりゃいけない、無難に走って2位になっても少しも嬉しくないが、精一杯やっての2位なら見る者の胸を打つ。

小西はGP-2トップでチェッカーを受けたが、危なかった。4輪と同時開催でタイヤラバーが付きやすい状況は、スリックタイヤよりもSPタイヤの方が影響を受け難かったのだと思う。まあ、それでも何とか振り切り2連勝した小西が、オートポリスで更に連勝を伸ばすために今日もマシンに魂を注入する。来週は菅生でテストだ。

一日に1クラスしか走行が無いとやたらと暇ができる。いきおい夕方出掛けるのも早くなるが、こっちは朝起きるのが早い。深酒は身体にダメージが蓄積するんだ(汗)そうと分かっていても・・・毎晩よく頑張ってました。(苦笑)

ヒロがサーキットにゲストで来ていたので、久し振りに一緒にご飯食べてゆっくり話をした。MOTO-GPマシンの事タイヤの事セッティングの事。今年でGP7シーズン目になるヒロは、話の喰いつき方興味を持つポイントが変わってきた。あらためて経験を積んできたことの素晴らしさを感じたよ。食事で別れた後にもてぎGPの延期を知ったが、シーズン序盤で自国GPを迎えるのがいいのか?終盤戦で迎えるのが正解か?ヒロにとっては運命の分かれ道だ。