Vol.140 シーズンが始まる
いよいよ今週から本気モードのテストが始まる。
長かった?シーズンオフも終わり、レースシーズンが始まる。今年は久し振りに全クラスにエントリーしてるから、事前の準備も強烈に忙しい。
ハルクの工場は全員忙しく駆け回り、俺も何かにつけて走り回ってるよ。(汗)
GP3の浦本修充は高校入学も決まり、ぶっつけ本番に近い形のレースになる。今週もてぎに行って初乗りし、来週の事前テストまでに勘を取り戻して欲しいと思うが、どう出るか?まあ、若いからすぐに勘を取り戻すと勝手に想像してる。
ハルクとしても中上以来125は触ってないから久し振りになる。メカニックは中上時代に従事した仲地が担当、久し振りの125をどこまで仕上げるか?楽しみでもある。
600はその中上貴晶と小林龍太。先日タイで走り込んできた二人が、もてぎでどんなスタートを切るか?特にタカは国内で初めて600に乗る訳で、タイで見せた走りを再現して欲しいもんだ。一方タイではタカに一歩譲った龍太だが、もてぎでは本来の走りを見せるだろう、見せて欲しい。
先日の筑波地方選で圧倒的なシェアをピレリータイヤが取った。俺達ブリヂストンユーザーとしては負けていられない。もちろん長きに渡って守って来たチャンピオンの座も渡すつもりは無い、本番の筑波で、完璧にセッティングし切ったマシンの強さを見せなければ、俺達がやってきた“レース”がなめられてしまう。
俺達がやっているのは“レース”だから、持っている物で勝負するんだ、その気持ちで毎年チャンピオンになっている。今年もブリヂストンタイヤがチャンピオンになる。
もう一人の若いライダー高橋巧も楽しみだ。去年JSBクラスでルーキーオブザイヤーを獲得した走りに俺達が磨きを掛け、更にひと皮むけた走りをみせる事が出来るようになりたいモンだ。巧も気合いが入ってきたのでまんざらでも無い。8耐も視野に入れ、マシン作りは完璧にしなければ。全日本で仕上げたマシンにプラスαの要素を盛り込んで8耐に挑戦し、そろそろ結果を残したいと思っている。
最後はJGP2の小西。小西とは今年も契約を結んだ、もう丸10年早いモンだ。その小西も気が付けばオーバー40!今年のレースが小西に取って楽しいモノになるように俺達は全開で頑張っている。
皆さんも是非、コニーの気合いの走りを見てもらいたい。
先日もてぎでMOTO2の試乗会があった。雑誌向けの企画だったが、俺はカッちゃんが新型のリヤフォークを作ったので見に行った。あいにくの雪模様で本格的な走りには及ばなかったが、複雑なWフォークは正常に機能してた。こんな楽しいマシンが全日本で見られる。今年から始まるJGP2に新たな楽しみが加わった。俺達も作り側でその楽しさに早く参加しよう。