Vol.127  全日本 岡山

今年の岡山はとってもいい天気に恵まれた。
毎年何だか天気が悪い岡山だけど、今年は三日間好天に恵まれた。
もうすぐ10月だというのにまるで夏をほうふつさせる天候で、気温は30度近くに上がり、路面温度も50度を超すとんでもない天気で好タイムが期待されたが・・・何だかみんな元気が無い。
俺達だけじゃなくGP-MONOからJSBまでまったくタイムが上がらないんだ。
年々古びて行く岡山の路面がタイムアップを阻んでいるようで、ライダー達は好条件なのが分かっているので自分のタイムに納得がいかない。

600の予選でまんまとその罠にハマったのが小西で、必死にアタックするがタイムは一向に上がらない、加えて予選開始時に前の方でクリアーラップを狙っていた小西だが、パドック側に並んでいたスポット参戦のライダーを先にコースインさせる不手際のお陰でコースは大混雑、タイムなんて出る訳がない。
初めから遅らしてコースインする計画を立てていた龍太の方がすんなりタイムを出した。
宿へ移動する車の中では、ライダー三人と毎日の反省や走りのアドバイス、マシンセッティングetc.あッと言う間に宿に着いてしまう。小西はデリケートな性格?の持ち主なので、思い通りに行かなかった時はナーバスになってしまう。(苦笑)
俺は小西が自信を取り戻すようにあらゆる手を使って奴の自信回復の策を練る。その様子を見ている辰也と龍太。基本的にライダーはみんな同じだ、表に出すか胸にしまい込むかの違いだけ。この二人だって互いに不安を抱えているんだ。

スタート前まで悩んでいた小西と、グリッドにロックオンする寸前に目が合った『おまえなら出来る!』声は届かないが俺は精一杯エールを送った。その瞬間小西の態度が変わった、多分『やってやる!』かな?
いい意味で開き直った小西は見事な逆転劇で優勝した。終盤2位争いで龍太とバトルしてる時、俺達は嬉しくもあり不安でもあった。序盤にタイヤを使い過ぎた龍太は、小西が来た時には余力を残しておらず先行を許したが、この経験が次のレースの肥やしになるだろう、そうやって強くなって行くんだから。龍太もこれからが楽しみだ、メカニックの光太郎と二人で悔しがる姿に可能性を感じる。

前回の菅生で転倒した辰也は右手の骨折が完治していない。当然走りも甘くなる、特にフロントブレーキを使う右手だけに厳しいものがあった。それでもあれやこれや色んな手?を使い、なんとかレースを完走させる事が出来たのはラッキーだった。
辰也はこれまでマシンセッティングに時間が掛っていたが、事前テストも無しでマシンをウイークだけで仕上げられたのは自信になったようだ。
残り2戦、3レースでどこまで結果を残せるか、楽しみである。

久し振りに岡山からトラックに同乗して帰ってきた、休みながらだと時間が掛かり朝になるので、一気に帰ってきたが、今日は腰が痛い。(泣)

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