Vol.117  周平のもてぎ

鈴鹿2&4が終わり、翌週はもてぎのグランプリがあった。
周平が今年シートを失い、GP関係者のだれかの目にとまる事を願って出場に踏み切ったもてぎ。俺達は忙しい仕事の合間を縫って周平のマシンを仕立て上げもてぎに持ち込んだ。

今回のもてぎはなぜか水曜日に受付があり(それも朝8時から9時!)木曜日は車検だけという、なんとも不可思議なタイムスケジュール。五百部のかーちゃんなんか怒ってた「朝、チャンと来てたのはハルクとあたしだけよ!」かーちゃんならずとも首を傾げたくなる。
俺は暇を持て余しながらもあっちこっちのチームを覗いて楽しんでた。もちろんヒロやタカとも話が出来た。久し振りにタカの母さんとも会った、相変わらず元気印一杯で身体中から元気オーラを発散させていた。(笑)タカは前回のカタールで不運な故障に見舞われ、腐ってるかな?と思ったら意外とサバサバしてた。
ヒロは完全に大人?になった感じだな。GPチャンピオンシップを長いこと戦っている風格が出てきた。

今年のもてぎは散々な天候だった。金曜日のフリープラクティスこそドライで走ることが出来たが後は最悪。雨によるコース状態の悪さに土曜日の予選は全クラスキャンセル、金曜日のプラクティスのタイムでグリッドが決まってしまった。周平は金曜日の時点で17番手、土曜日の朝フリーでは10番手まで上がってきたので楽しみにしてたのに、残念でした。ビックリしたのはその決め方に誰も文句を言わない。(実は言ってたのかもしれないが外国語だったから分からないだけかも)(苦笑)これが全日本だったらどんな事になるやら、合理的な外国人のやり方に感服した。

決勝の朝こそ一時大雨が降ったがレース開始の頃は完全に晴れ、最初の125クラスはハーフウエットかな?グリッドの前の方はカットスリック、後ろの連中はレインタイヤ、大まかに分けるとそんな感じだった。タカは20番グリッドからレインをチョイス。微妙なコースコンディションの場合は最終的にライダーが判断する場合がほとんど、コース状況を見て、走るのはライダーだからメカニックサイドが決める事は少ない。GPの場合、もてぎでもサービスロードは1周出来るので、俺達でもコースコンディションを確認出来る。
優勝したチームメイトのイアンノーネが、フロントローからのスタートとは言えスリックだった事を考えると、残念なチョイスだった。(泣)

250の頃はほとんどドライ。所々ウエットパッチは残っているがスリック勝負は間違いない。周平はスタートを決め1コーナーから2コーナーにかけて順位を上げる。普通のワイルドカードライダーなら後方から飛び込んで行く勇気を出しにくいモンだが、そこは元レギュラーライダー青山周平、シッカリ上がってきた。それからの周平はイケイケで、5位まで上がってきた時は鳥肌モンだった。結果的には6位だったが最終ラップの5コーナーでウエットパッチに乗りハイサイドしそうになったとの事。確かに3コーナーから肉眼でも見える程マシンが暴れてた。(冷汗)

ゴールした後の周平はすべてを出し切った満足感と無事に終わった安ど感が交錯し号泣してたよ。俺?もちろん!最近涙腺緩んできたから(苦笑)
世界で走れる実力を持ったライダーが日本の中で埋もれて欲しくない。青山周平、何とか再び世界の舞台へ飛び出して欲しいモンだ。

周平のレースが終わったら速攻で菅生へ向かったモタモタしてるともてぎ周辺が混んで菅生へ着くのが遅くなるから。
菅生ではST600の2台を徹底的に走り込ませセッティングも数多くトライしたんだ。タイムこそイマイチ(驚くほどの寒さで、5月だと言うのに蔵王連峰は冠雪してた)出無かったけど有意義なテストだった。

岡山のテストから続いた俺の激闘2週間もやっと終わりを告げた。ゴルフクラブもしばらく握ってないし、PPねーちゃんにもご無沙汰してたから挨拶にいかないと(笑)

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