Vol.104  日本のレース界は・・・

山本剛大(やまもとたけひろ)が岡山で優勝した。
剛大のことを俺達は小タケと呼んでいたんだ、去年までうちのクラブで走っていた時の事。昔同姓同名のベテランがいたから区別するのにそう呼んだ。コタケは真面目な性格で、マシンの事とかに絶対文句を言わずに走るタイプのライダーで、ややもすると人に置いて行かれる性格だったな。去年うちのクラブで走ったけど実家が遠く、細かなコミニュケーションが取れないし、なにより走行の機会が少な過ぎた。

今年はコタケの実家から程よく近いという事で、名古屋のノビーにコタケを預けたんだ。今年の全日本ではあまり結果が残せなかったけど、去年より全然良くなっていたのを覚えている。ノビーは今年新たにチームを結成して若いライダーの育成をしているんだ。
コタケもその中に混じって良い影響を受けながら成長したんだろうな、良かった・よかった。きっと来年はもっと自信を持って上位で走るようになるだろう。

先日MFJでロードレース委員会が開かれた。俺もオブザーバーで参加したんだけど、その席上で、近々125クラスを廃止する議題があった。その議題は以前より討議されている事で、ことさら新しいものじゃないんだけど、俺はその決め方に疑問を持ったんだ。

125クラスはポケバイやミニバイクからロードコースにステップアップするのに極めて適したマシンだと思う。

地球規模での環境保全の見地からみれば、2スト125がやり玉にあがるのは致し方ない部分はある。しかし、代替えマシンも決定しないままクラスを廃止するのは今後のモーターサイクルスポーツを考えた時、得策ではないような気がするんだ。

俺はかなり無理をしてGP-MONOを市販した。これは国内の若年ライダーを育てるために必要だと思ったからね。しかし所詮MXベースの無改造エンジン、走る訳が無い。そこで今年は125に混じってGP-MONO改のプロトを走らせた。規則上はプロト2といって、市販エンジンを使った物にあてがわれたクラスなんだ。改造自由なクラスは市販されてないエンジンで行われるプロト。

今年プロト2で参戦したライダーは、序盤うちの小室も入れて4名ほどだったが、最後のMFJ-GPには仲城一人しか走ってなかった。
MFJーGPは誰でもエントリィー出来る訳じゃ無い、全日本選手権でポイントを取った者だけが出られる特別なレースだ。仲城はご存じのように125クラスで5度もチャンピオンになった実力者である。その実力者を持ってしても参加するだけで精一杯のマシンなんだ。

先のノビーが言ってた。「やっぱり若者を育てるにはちゃんとしたエンジン特性を持ったマシンじゃないとダメだ」

ノビーのように若手をしっかり育てる環境作りを目指している奴は少ない。だって大変な作業だから。彼らが一生懸命若者に目を向けている時、俺達が出来る事、メーカーが出来る事、施設、MFJが出来る事を真剣に考えないと日本のレースの先行きが危うい。

日本のレース界のことを真面目に考えていたら頭が疲れたよ(汗)そんな時はヤッパリ!そう!パーッっと行かないと(笑)・・・・でも最近の不況のせいか?一緒にハジケる仲間が減ってきたような・・・・レース界も夜の界隈もパーッと行くのが一番!ガンバロー!

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