Vol.103  シーズンが終わって

今年もシーズンが終わった。ST600クラスチーム4連覇、通算5回目のチャンピオンだ。125・250で2回づつチャンピオンになっているから通算9回目のチャンピオン、凄いと思う。ハルクが凄い訳じゃない、そういった結果を残すチーム力として凄いと思うんだ、この場合のチームってのは、ライダーはもちろん、メカニック、環境を整えてくれるスポンサー各社、その担当者、応援してくれるすべての人達の力によるものだと確信する。その意味での総合チーム力なんだ。

今年は俺達の目標であるJSBクラスが散々だった。開幕戦でヤスが怪我して思いの外時間の掛る怪我だった。(未だに完治してない)ライダーは走れと言われれば意地で走る、しかし完調じゃないので無理は出来ない、でも結果が欲しいから・・・うまく行かないもんだ。

レースが終わって来年の話を各ライダーと進める、小西・小林の二人は契約を更新した。俺はヤスと早く話がしたかった。来年の処遇をどういった形にするか?又、ヤス自身はどう考えているのか?身体の具合はどうなのか?疑問がたくさんあったから。
結果、来年のJSBにはヤスを乗せない事にしたんだ。
冒頭に書いてるように、俺達がレースを出来るのは応援してくれているたくさんの企業・個人がいる、そういった方々の期待に応えるために最大限の努力をするのが俺達現場の仕事なんだ。チームの戦力に問題があると分かっているのに、それを見過ごすことは協力頂いている方々を裏切る事になるから。

ヤスはチームを離れず、ウチのテストやリザーブとして乗ってもらう事になるだろう、もちろん、体調が整えばレースに参戦してもらうつもりだ、ヤスの速さは折り紙つきだし、8耐では協力な助っ人になるだろうからね。

来年からハルク・プロは新たなプロジェクトで参戦する。長年協力頂いた㈱アックス 急募.comさんには心からお礼をいいます。急募.comと高木工業さん2社の強力なサポートが無かったらここ数年の鈴鹿8耐のリザルトも無かったでしょう。今後は形を変えたお付き合いになるけど、長く継続したいと思います。

来年、メインスポンサーもメインライダーも入れ替わる新生ハルク・プロは、悲願であるJSB優勝、そしてその先にあるチャンピオンに向かって全力で戦います。

クラブ ハルク・プロの話。
この頃良く聞かれる、「ハルク・プロはチーム員募集しないんですか?」ハルク・プロには二つのチームがある。ひとつは前述のプロとしてのチーム、もう一つは参加自由のクラブ。クラブには特別な規制は無い、レース好きな人達が勝手に集まって好きなレースをやっているんだ。もちろん俺やチーフの堀尾、他のメカニックなんかも色々なアドバイスをしている。クラブ員でもチームに登用する事は多々ある、要するに兄弟チーム的な位置づけかな?チームは完全にプロとしての位置づけだからクラブ員とは一線を引いているよ。
ひとつの器の中にふたつのチーム。目的意識をハッキリさせてブレないための方策なんだ。この事を理解いただければいつでも参加して下さい、皆さんのレーシングパートナーとして力強い味方になります。

先週はライディングスポーツの走行会に参加した。池さん・忠さんとマレーシアに行った帰り、成田で別れ際に「じゃ、明後日菅生で」忠さんに言われたので俺は「ハイ!」答え、ハイエースに小西号を積み込み、前泊の蔵王に向かった。そこで池さんセッティングの宴会があり、翌日走行。
感のいい俺は宴会が終わったらさっさと寝て翌日に備えた。(笑)
案の定、翌朝サーキットに行ったら池さんはバイクに乗れる状態からはほど遠く、忠さんは頑張って乗ってたが、帰りはダウン。俺は一生懸命小西号を攻めたが・・・改めて小西の偉大さを痛感しただけだった。(苦笑)

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