Vol.102  マレーシアGPに行って来た。

マレーシアGPに行って来た。
全日本が終わってマレーシアかバレンシアのどっちに行こうか迷ったが、池さん・忠さんの仲良し三人組が、マレーシアGPの後ランカウィに行こうって言うもんだから、自動的にマレーシアに行った。去年か一昨年も行ったが、観光が主になって肝心のレースは半分くらいしか見ないで慌てて移動した経験から、今年はゆっくり移動してレースもキチンと観戦したんだ。

マレーシアのパドックではハルクの卒業生二人(ヒロ・タカ)の他に忠さんの卒業生の小山・中野らとマシンの調子やら来年の動向なんかを話した。近年、GPのパドックに日本人の姿が減ったが、来年は更にその傾向が強くなりそうな感じだ。

俺達は日本でレースをやって、世界へ飛び立つライダーの後押しをしてるんだけど、もっと強力なバックアップがないと日本人がGPのパドックで完全に市民権を得るのは難しい。一朝一夕で出来る事じゃないけど、早くそうなって欲しいと思う。

レースはヒロが頑張って存在感をアピールしてた。速さ・能力は折り紙つきなので、何とかチャンピオンシップに残って欲しいと思うのは俺だけではないだろう。
タカは気合いが空回りしたのか?聞くところによれば、朝のプラクティス時よりも転倒したコーナーでアクセル開度が倍も深かったとの事。まだまだ若い!気持ちだけでレースは出来ないよ。レース後に顔合わせるのが可哀そうなので、そっとしておいた。
中野も頑張っていたな、もう少しで表彰台だったけど最後のひと踏ん張りが・・・。ユーキも同じだ。みんな元気に来年もGPを走って欲しいもんだ。

レースが終わって、日本人ライダーの応援ツアーを企画しているイースタートラベルのバスに便乗して空港に向かった。(イースタートラベルの佐藤氏は面倒見がいいよ)ヒロの父さん・母さん達とお別れして一路ランカウィリゾートへ、(笑顔)

何も目的を持たず計画も無く島に来たので、ホテルにチェックインしてからゆっくり考えようと三人はビールジョッキを傾ける。俺は普段家ではまったく酒を飲まないが環境が変われば豹変する。暇さえあればビール、南の島ならではのマルガリータ。アルコール三昧だ。これだけで幸せになれる。(笑)
ホテルのフロントの兄ちゃんに(ツアーデスクじゃない)面白いツアーはないかと聞き、教えてくれたマングローブツアー。
船に乗ってマングローブの水路を延々と行くと、サル・鷲や大トカゲ、いけすでは、エイ(座布団くらいの大きな奴)が、人間の手から直接餌を食べる。見た事も無い大きな鍾乳洞にはコウモリがいっぱい。一日遊べてランチ込みで6000円位(ツアーデスクで頼むと高いんだろうな?)
夜はマルガリータ飲みながら、レースの話バイクの話、他愛無い話題で盛り上がる。

一日目の成功に気を良くした俺達は、二日目もTAXIで島めぐり。忠さんが盛んに言ってた滝も見に行った。見に行くのには急坂を歩かなければならないのだが、言いだしっぺの忠さんがいちばん先にバテた。(笑)圧巻はロープウェイ。信じられない高い絶壁に架けられた一本のロープに命を託して登って行く。(それ程大袈裟じゃないか?)しかし天気が良かった事もあって360度海の大パノラマは一見の価値あり。(観光パンフレットみたい)

成田に帰って来たのが朝。その日の午後には龍太・ヤスが来年の話で会社に来た。以前にお世話になっていたプレクサスの和田さんと来年の話。夜には曙ブレーキの関口さんと打ち合わせ、メチャメチャ忙しかった。(遊んで来たんだから当たり前か?)

これから菅生にライディングスポーツの走行会に出発。俺は見栄を張って小西のチャンピオンマシンを持って行くんだ。会社のスタッフに「社長!アクセル開いてないと音でバレますからね」冷やかされた。(苦笑)