Vol.98  第5戦鈴鹿・小西がーっ!

小西vs龍太。最終戦の岡山MFJ-GPでハルク・プロの二人が年間チャンピオンを賭けて戦う事になった。
俺達はまさかそんな展開になるとは思ってもみなかった。鈴鹿で小西のチャンピオンが決まる可能性が極めて高かったから。

鈴鹿のウイークはとんでもない天候に翻弄された。最近良く耳にするゲリラ豪雨、ウイークの金曜日はまさしくそれだったな。スプーンコーナーの立ち上がり付近は池になり、コース上はまるで川の中を走っているようだった。さすがにコース側も無責任に走らせる事が出来なくなり、水が引くのを待って走行再開するほどの雨だった。
そんな金曜日から一転、土曜日の予選はドライ路面。前日の雨の影響が若干残ってはいたが、朝一のGP-MONOが少し影響を受けたくらいで、他のクラスはほとんどスリックで問題が無かった・・・筈だったが。どうも今回でチャンピオンが決まる小西の走りが精彩を欠く、龍太の方が全然元気がいいんだ。
結局予選順位は龍太が4番手、コニーは6番手に沈んだ。龍太チームは「また、ポール逃がした。」元気がいい。コニーチームは「何でだろー?一生懸命走ってるんですけどねー」沈んでる。
GP-MONOでは小室が3番手、JSBのヤスも4番手。コニーが沈むのも分かる。

すべての予選が終わりGP-MONOの決勝。小室がやってくれた。スタートから終始3位をキープしていた最終ラップの最終シケイン。130Rを素晴らしいスピードで立ち上がった小室は、シケインに見事な飛び込み、二人を一気に抜き去り、歓喜のゴール!前を走っていたモリワキチームの二人はあ然としただろうな。(笑)
レースでは良くある事で、終始トップを走っているとそれが当たり前になってしまい、競い合いじゃ無くなってしまう錯覚に陥るんだ。小室は終始前を窺っていたから、最後に二人の隙を衝いたんだ。レースの醍醐味を見た。
今年一年ストレスの残るレースを重ねた小室が、最後になってうっ憤を晴らした。ゴール後、本当は泣きたい程嬉しいくせに、精一杯澄ました顔が可愛かったよ。(笑)でも、格好良かったなシケインの飛び込み。モニター見てて鳥肌が立った。

日曜日の決勝、今年もST600チャンピオンを決めるつもりのコニーがまさかの転倒!。昨晩は緊張で眠れず(俺はコニーの心中を察して、優しくおやすみメールしてやった)レース前は極度の緊張から吐き気が止まらなかった。(龍太なんか涼しい顔で「良く眠れました」朝言ってた。まだまだレースの重圧を感じる程のライダーになってない証拠)
スタートから野田がしつこく絡みつき、レースペースがすごく遅い。コニーの勝ちパターンであるスタートダッシュが出来ない。コニーは何度も振り切ろうと試みるが、鬼のような突っ込みで前に出る野田。5周目のシケイン立ち上がり野田がハイサイド、小西の目の前だ、マシンに振り落とされた野田が小西の前に、小西は必死のブレーキングで最悪の事態を免れる。(ここら辺がエライ!普通レースモードに入った頭を一瞬で切り替える事は難しいものなんだ)しかし心優しい小西は野田の足をひいた事が頭から離れずパニック状態で逆バンに入り・・・。帰ってきたコニーに「去年から7回も連続でうまく行ったんだ、失敗することだってあるよ」話してやった。
コニーの転倒の後、龍太がレースを引っ張ったが、その龍太も10周目に痛恨のコースアウト、またも表彰台を逃してしまう。(まだまだ若い!)

コニーがノーポイント、龍太が4位に入り、最終戦は22ポイント差でコニーを龍太が追う展開になった。数字上は龍太にもチャンピオンの可能性が残されている。たった1ポイントの可能性が。コニーのことだ、大量リードでも勝ちを狙って行くだろう、もちろん俺達もそれを望んでる。まあ、今年はどっちにしても俺達がチャンピオンになる事に決定してるから、気が楽だけどな。(4年連続5度目のチャンピオン!結構エライよな)

JSBでは今期初出場!のヤスが頑張り、レース1で7位、レース2で4位に入った。終盤になってやっと全員が揃った。最終戦では思いきり暴れよう。
今から岡山の飲み屋情報を調べておかないとな。(笑)

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