Vol.34 ミニモト4耐
鈴鹿を走った!鈴鹿のパドックはしょっちゅう走り回ってるが、コースなんて視察の自動車で走る以外、ついぞ走った事が無い。
それどころかバイクに乗るのが久し振りなのだ。
そもそも事の起こりは、みんなでセブ島に行った時飲みながら話が進んでて、俺は酔いもあって生返事してたら勝手に乗る役に回されていたのだ。
マシンはミニバイク界で知らない人はいない、ギルドデザインの山口氏の作品、エンジンは伊賀の山本大将が担当、組立は、なぜか石村カメラマン、監督にモトバム主宰の池さん、その他なんだかいつもセブ島にいるスクエア松本社長、タイフォースジャパン鈴木氏。TTSのつるつるは、なぜか別のチームを作って勝手に走ってる。
俺以外のライダーは、ご存知SP忠男親分。もう一人は、体がでかいのに昔は125に乗って速かったオーヴァー佐藤健正。
どうよ?素晴らしいでしょこのメンバー。
大の大人が寄ってたかってアーダこーだとうるさい、そう言えばこの会の名前が、あーいえばこーゆう会。なずけ親は忠さんで、誰かが一言言うと必ず誰かが横槍を入れることから付いたそうだ。その伝統は鈴鹿でもキチンと生きていて、なんだかんだと賑やかだった。普通はバイクに、それもレースをやろうとする訳だから前日前夜は大人しくベッドにもぐりこむものだが、そんな事は絶対しないあーいえばこーゆう会。わざわざ四日市まで出張って、2時過ぎまで飲んで翌日サーキット入り。
ふざけたオヤジ達だが、バイクに乗ると目がマジになる、もちろん俺も負けちゃーいられないから頑張ったよ。だけど気持ちは昔のままだけど体は正直なんだ、全然付いていかない(苦笑)
それでも予選通過タイムは何秒?なんて気にしてるんだ。
笑っちゃうのがTSRの次期社長候補のケンタ。「重樹さーん、何秒?」走る度に聞いてくる。そうか、俺はケンタのレベルなのか、もうチョッとガンバらないとな。
いつもは全日本でキッチリとしたレースが普通になってしまっているので、なんだか久し振りにバイクを楽しめた。
パドックの雰囲気やコース上で出会うライダーなど、たまにはいいなーこんな感じも。
しかし問題は自分のタイムだ、頑張って予選通過しないとケンタに笑われちゃうからな。