[COLUMN] Vol.285 2020MFJ-GP
あっという間に、今年のシーズンが終わってしまった。
MFJ-GP鈴鹿は、ウイークを通して好天に恵まれた。俺の記憶では寒くて雨の降る最終戦と言うイメージがある。
前回のもてぎでは事前ラウンド?があったが、今回は遠慮しておいた(何だか知らないけど疲れちゃう)それでも毎晩の呑みは欠かさないようにしたね。朝早いので遅くまで飲っていると辛いし、翌日コースサイドで見ていて居眠りするかも知れないから、毎晩早めに切り上げた。寿司安・しんちゃん・たよし・後どこだっけ?はははヤッパリ覚えてない。
サーキットでは朝一番にコースインスペクションと言って、MFJのオフィシャル達とコースを一周ドライブ?するんだ。(FIMの連中は、前日にみんなで徒歩)MFJの方が楽ちん?だね。(笑)
何たって、全部のクラスが走り出す前だから、大体7時くらいに始める。俺は6時には起きて出掛けなければならないからね。
そうやってコースの状況を見極め安全性の確認をする訳。(これも酔っぱらってたらドライブ中に?寝ちゃうからね)(苦笑)
JP250を皮切りに、全クラスがスタートだ。俺はチームラジオ持って缶コーヒー持って、コースサイドへ出かけると昼休みまでチームのピットまで戻れない。天気が良ければいいけど、寒い時は地獄だよ、暖かいコーヒーなんて最初だけ。それでもマシンの状態やライダーの情報をピットに連絡して仕上げて行く作業は嫌いじゃない。
ライダー達も俺が見ている場所は分かっているので、調子悪い時は知らん顔で、いい感じのタイムが出た時は「どうよ?」みたいな感じで前を通り過ぎて行く、ハッキリだね。(笑)
そう言えば外人ライダー達はみんなオーバーなアクションで通り過ぎるね。レオン・MVマーク、ジャック・ミラー、ニッキー・ヘイデンもそうだったなあ、アッ!日本人で唯一ユキオは外人ポイな、普段からだけど。(笑)
そんな感じで迎えた決勝。JP250では、速さはありながら結果が出ない上原。SDGジュニアの若手ライダー達の頑張りにも期待が膨らんだ。
ST600の埜口は、鈴鹿に入ってから順調に伸びてきたので、期待大だったしスタート後のダッシュも良かったが、エンジンブローでリタイヤ。残念だった。
ST1000の二人のうち、育寛はイマイチ調子が上がらなかったが、決勝でもやはりトップグループからは離されてしまったな。今年初めて乗る1000ccバイク、それも新型でデータが無いところで始めたのがきつかった。それでも終わってみればランキング5位。STクラスでは実力上位の証明が出来た。
哲平は良く頑張ったね。前回のもてぎでの勝利がフロックでは無かったのを完璧に証明したね。予選でも一人8秒台に入れ、レースでも8秒台連発で他を寄せ付けない走りは見事でした。来年は一皮むけた走りを見せてくれるだろう。
JSBの涼は消化不良のレースになってしまったな。レース1・2共に納得の行かないレースだった事は言うまでも無い。同じ新型に乗る清成にシーズン序盤は勝っていたが、最終戦では常に先行されたのが悔しかったようで、普段絶対に見せないような顔を隠せなかったくらい状態が悪かった。もちろん俺達も良かれと思う事をことごとくトライしたが、涼のライディングスタイルに合わせ込むことが出来なかった。何度もレースを失いながらも最終的にランキング4位は実力の証。速くなったもんだ。
ハルクプロの2020年シーズンは画して終了した。来年は新型コロナウイルスも終息して、まともなシーズンで戦いたいものだ。
シーズンが終わればオフの儀式?が控えているのが常だが、今年は遠慮する事にした。
毎年恒例のハルク・コンペも感謝の夕べも自粛しておきます。(泣)
俺の第2の故郷フィリピンも相変わらずみたいで、簡単には渡航出来ない。困ったモンだ。