2018年全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4

RACE1

RACE2

水野 涼
「セパンテスト、日本に戻ってきての鈴鹿テストと良いフィーリングで乗ることができていたのですが、途中で転倒をしてしまい、そこで流れが大きく変わってしまい、前の状態になかなか戻せずにいます。転倒する前までは、2’07秒台で安定して走ることができており、6秒台も見えていたのに、このレースウイークでは2’08秒台がやっとで7秒台にも入れられないというのは自分としても不思議で仕方ありません。今のレースタイムが精一杯走ってのものなら受け入れますが、そうではないので、精一杯チャレンジした感じがまったくなく、不完全燃焼です。今回は事後テストができるので、そこでいろいろトライしてみて、流れを本来のところへ持って行きたいと考えています。」

本田重樹監督
「今回はレース1、レース2ともに同じような内容になってしまいました。タイム的にはレース1からレース2に向けて、セッティングを変更したことが功を奏した部分はあったのですが、レース中盤から後半にかけてガソリン残量が少なくなり、バイクが軽くなってきたところで問題が出てしまい、結果としてタイムを落とすことになってしまいました。せっかく序盤のペースを上げることができただけに、そこは残念です。シーズン前のテストのときの良い状態を再現することができず、残念な結果になってしまいました。事後テストができるので、そこでしっかり検証し、次のレースに繋げていきたいと思います。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。次も頑張ります。」

堀尾勇治チーフメカニック
「前進させようとチーム一丸となって臨んだ第2戦鈴鹿だったのですが、厳しいレースになってしまいました。セパンテスト、鈴鹿テストとライダー的に乗り始めの状態としてはかなり良いリズムで走れていたのですが、鈴鹿のテスト中の転倒後、それを崩してしまい、なかなか取り戻せずにいます。チームとしてもライダーのサポートになるよう、あれこれマシンの仕様を変えたりしてトライし続けているのですが、それがタイムに繋がりません。この状態を抜け出すには、やはりライダーに良い走りのリズムというものを取り戻してもらうしかなく、それには豊富なデータを持っている状態で走ってもらい、その状態で一定のタイムが出たところで初めて、次のステップへ進むのがベターではないかと感じています。残念ながら次のオートポリスのレース前にはテストがないので、データのある仕様でライダーに乗ってもらい、そこからどう進めていけば良いか、その先のパターンを複数用意して、レースウイークに良い方向へ持って行こうと思います。」