Vol.262 ラウンド8岡山

今期チャンピオン一番乗り

 全日本ロードレース選手権ラウンド8岡山国際に行ってきた。

今回はJP250が2レース行われた。先日のオートポリスが中止になったためMFJは代替えレースを募っていた。岡山が手を挙げて土曜日に2レースが行われた。贅沢言って悪いとは思うけど、出来ればもう少し周回数が欲しかった印象があるな。お遊びレースと同じ周回数は無いよ。最低でも12周は組んで欲しいね。若いライダーの修練となるべくレースなんだから。そのレースで大輝がチャンピオンを決めた。国際相手に全戦優勝こそ出来なかったが、国内の上原大輝を徹底的にマークする国際ライダーには笑ったよ。MFJ規則にも感じる事が。決勝レースが2周未満で赤旗中断した時、再レースは、JSBクラス以外は三分の二の周回数で良しとなっている。

今回のST600クラスもそれにならって12周のレース、チェッカーが4時20分頃なんだから、普通にやっても大して時間は伸びないのに。

どうしても(やってやっているんだ感が否めない)勘ぐってしまう。

全日本ロードレース選手権。観客減少が叫ばれて久しいが、何かに付けて策に欠ける。盛り上がるレースとはどんなレースなのか?参加者であるライダーが楽しく見えないと観客にも伝わらない。

サーキットは観客のためにピットウオークを開催する。ライダーに積極的に参加してもらい、観客の満足度向上に努める。そのためには、ライダーが参加しやすいタイムスケジュールなど、工夫が必要だ。

今回の岡山はピットウオーク直後にJSBの決勝が組まれており、JSBクラスのライダーは早々に引き揚げていたので、観客は拍子抜けしたよりもガッカリしただろうね。俺はいつも言っているんだ。「レースは事前の準備が8割、コース上の戦いは2割」したがって、レース直前はどんなライダーだって緊張するしイメージトレーニングもしている。メカニックだって最後の仕上げ確認作業で手一杯なんだ。

ピットウオーク前にやったお遊びレースを後に回せばだいぶ違うのに。

AKB48のサイン会に誰も来なかったら?()有料でやっているピットウオーク、お客さんに寂しい思いをさせていたらその先にあるのは観客離れ。当たり前の事が当たり前に出来ない。MFJや施設がいつまでもレースだけを売り物にしていたって観客は集まらないね。もっと積極的に若いライダー、伸び盛りのライダー、もちろんベテランの強いライダーも取り上げる施策が必要じゃない。そうすれば必然的にライダー達からも協力を得られるね。GPでロッシがなぜあんなに人気があるか。速いのはもちろんだけどサービス精神が旺盛だからでしょう?

日本のレースは全日本を統括するオーガナイザーがいないから、毎回施設がオーガナイザーになる。その各施設の連携が全く取れていない。困ったモンだ。

 来週はもてぎでGPがある。先日の岡山で既にチャンピオンを決めた涼、後の心配が無いので思い切り暴れてもらいたいモンだ。全日本のチャンピオンは速いというところを見せ付けて欲しいな。バイクは完璧に出来上がったから、後は結果だね。ケツの方でヘロヘロ回るレースだけはごめんだね。