Vol.248 ARRC インドラウンド
初インド
岡山の全日本が終わって翌々日にインドへ。ARRC(アジアロードレース選手権)がデリー郊外のブッダサーキットで開催された。
今年はN○Kプラグの中○さんと行動することが多い。俺の場合海外移動は主にANAを使うが、今回は時間が合わずJAL。イミグレーションを出て中○さんと合流のためJALラウンジへ。そこで電話「僕、今ラウンジですよ」中○さん「僕も着いていますよ」俺「階段のところにいます」中○さん「僕も階段の前ですよ」???なんの事は無い、JALのラウンジは成田の場合三か所もある(さすが、“半国営企業”?余裕です)。入ってみれば客は俺を入れても数人。だだツ広いラウンジ、決して安い使用料ではないだろうに、一度染み付いた感覚は中々捨てきれないみたいだね、危機的状況の経営を税金で救ってもらいながらも基本的な部分は直らないみたい。無駄なラウンジの使い方を見ても分かるよ。(そうは言っても静かで居心地は良かったけど)(苦笑)
そんな事はどうでも良く、とにかく俺は初のインド入りを果たした。空港からホテルへの道は意外に良く、(俺は、凸凹道で砂埃が舞い上がり野良牛や野良豚が一杯なのを想像していた)快適だったな。ドライバー曰く「デリー周辺は良い方だ」との事、それでもたまに道を塞ぐ野良牛達に出会った(これだよ、インド。これこそ俺のインドのイメージだ)(笑)。
一夜明けてBuddhaサーキットへ。それは俺もびっくりするくらい立派なサーキット。F1レースを2・3回やったはずだけど、頷けた。
ほとんどのライダーが初めてなので、適応能力・経験の問題となる。アストラの二人、特に今回スペインのCEVに行っているディマスの代わり、若いイルファンは滅茶苦茶。FP1でいきなり小山に突っ込み双方のマシンは大破、共に大きな怪我が無かったのは幸いだったが、監督の手島は相当怒っていたようだ(当たり前だ)。
本人に聞いたら小山に付いて行こうとしたらしいが、ブレーキングテクニックの差?全然間に合わず追突したとの事。俺は「知らないコースに来たら、まずブレーキングポイントを見つける事。アクセルが開けばタイムなんて自然に出る」昏々と説明した。
俺が期待を寄せているゲリーも不調で、中々攻略が出来ないようで苦戦している。
結局、最後まで攻略が出来ないままレース1・レース2が終わってしまった。
レースが終わってホテルに戻りいっぱい飲んで、これはお約束。が、しかし。この日はDRYDAYとかで、一年に何回かあるお酒が飲めない日。「なんだ、それ?」
俺はホテルの部屋にある冷蔵庫には入っているだろうとタカをくくっていたが、甘かった。
冷蔵庫の中にはミネラルウォーターが鎮座しているだけだった(泣)。諦めきれず、ホテルのおねえちゃんに「ビール無い?」オネーちゃん「あるけど今日はDRYDAY」俺「部屋で飲むから」オネーちゃん「明日の伝票になりますけど」俺「全然問題無いよ」めでたく中○さんと飲みまくりました(笑)。
翌日はインドホンダに赴任した藤○君と飲みながら色々情報交換。酒のアテは近所のスーパーで買ってきたタコ、その他。藤○君「タコってどうやって茹でるんですかね」俺「塩茹でじゃない?」数分後、茹であがったタコ、意外に美味しかった(笑)。
別れ際に藤○君「又来てくださいね」俺「ウン、タコ美味しかったよ、有難う」返事になっていない。「又来るね」即答出来ない俺がいた(苦笑)。
何日もインドに居て、スーパーで買ってきた茹でダコしか思い出が無いインドの食文化。おかしいな?日本にあるインドカレーの店、結構美味しいのにな。
今度インドに行ったら、もう少し美味しいインド料理屋を探そう。もちろん“DRYDAY”を避けて。