Vol.239 2016年開幕間近
いよいよ2016年シーズンが近づいてきました。
先週はもてぎ、筑波で今年初のテスト。今年からHP6qでJ-GP2クラス初挑戦の涼を重点的に見に行ってきた。同じマシンで三原・国峰が乗るので楽しみだ。
三人は群馬の榛名サーキットでポケバイの時代からしのぎを削ってきた仲。時を同じくしてGP3からステップアップしてきたんだ。
新しい事にチャレンジするのは楽しいね。本人達も新たな発見があって楽しいと思うけど、コースサイドで見ている俺達も楽しい。本人達は一生懸命やっているかもしれないが、たくさん無駄や足りないところがあってアドバイスし甲斐があるんだ。
今は三人ともすごく大事な時期で走り込みも必要だが、新たなマシンに対しての適応力も大事だ。
今のところ三人はドングリの背比べだな。誰が先にマシンの特性を掴み乗りこなすか、今年のGP2クラスは目が離せない。
今年二年目になるST600の哲平も筑波で走り込んだ。今年は兄ちゃんも同じST600クラスにチャレンジしてくるので、本人曰く「負けられないです」だって。筑波ではGP2に乗るナオを追掛け、張り切り過ぎ?2ヘヤで転んだがケロッとしていた。哲平はこのサッパリした性格が吉と出るか凶と出るかだな(笑)。
巧は今年からハードに変化があって、色々試している。マシンはベースが変わらないので大きな変化はないけど、新パーツ投入が巧のモチベーションを上げてくれることを期待したいな。
佳祐は今年に賭けているが、もう少し走りの方を勉強して自身のベースを持ち上げる事が大事。レースで上位を走れても優勝してその先にあるチャンピオンになるためには足りない物が多い。早くそれに気が付けば、もう一皮剥けるんだけどな。
今年の全日本はどうなるかな?各クラスで熱戦が繰り広げられ、日本のロードレースファンが増える事を期待したい。
お蔭様でARTの活動にも皆さんが協力してくれるようになったし、以前の様に敵対視する感じも薄らいではきた。しかし依然として“自分達自身がART”なんだという自覚がないので困る場面がある。
ARTは全日本に参加するチームの利便性を高め参加側の声を、MFJや施設に届けるために設立した団体。外に目を向けず、内部に不満をぶつけても何も改善されないんだ。
幸い、施設やMFJもARTに対して一定の評価をしてくれるようにはなってきた。今後、更に良くして行くためにも一致団結して臨みたいモンだ。