Vol.227 2014年終盤

2014年シーズンもARRCカタールを残し、日程が終了した。

今年のハルクプロはまあまあだったかな?GP3ではクラブの栗原がランク12位。栗原はポケバイの74Daijirouに乗り始めた頃からの付き合いで、今ではハルクの美化委員?としてバイト勤務している。昨年から全日本に参戦し、2年目で時折上位にも顔を出すようになってきた。来年が勝負の年になるな。

チームからは水野涼が参戦。最終戦までランキングトップの座を争っていたが、結果的に2位に甘んじた。
最終戦、涼は好調だった・・・が、結果的に6位で終了。予選で失敗した事、決勝で追い上げたがシケインで他車に追突されコース外にエスケープ、順位を落とし、再び追い上げたが届かなかった。好調だったから(予選を失敗しなかったら、追突されなければ)悔いが残るが、それがレース。残念なのは、ぶつけた相手やチームから一言も挨拶が無い事。チャンピオン獲得のチャンスの芽を摘み取ったのに。くだらない事で文句を言う奴もいるけど、謝罪もしない輩もいる。レース界だけはそうなって欲しくないな。

GP2のナオ。今年は1勝も出来なかった。チャンスは何度かあったと思うけどモノに出来なかったな。速さは本物になってきた。だけど、世界とは差がある。今年のもてぎGPに見学に来た時、ナオに「良く見ておけ。お前がどんなに遅いか良く分かるから」レース後ナオが「僕、全然ダメですね」俺に言った。その気持ちがあれば大丈夫。必ず速くなる。

亀谷は新型NH6で戦った。シャーシーとBSタイヤの相性が微妙で、上手くセッティング出来なかった。ウエットならある程度走れる事から、問題点は絞られてきたが、テストが思うように出来ず、低迷した。シャーシーを作ったNTSさんには申し訳なかったが、いかにせんテスト不足はどうにもならなかった。来年はBSさんにお願いしよう。

JSBの巧。「万年チャンピオン候補」今年も“候補”のまま終わった。チャンピオンになるには足りない物があっちゃダメなんだ。巧がチャンピオンになれないのは、単純に遅いからじゃない。何が足りないかを本人が自覚し、その部分を徹底的に鍛えないと同じ事の繰り返しになる。全日本のJSBクラスには中須賀という絶対王者がいる。その絶対王者を倒してこそ、巧の価値が出る。俺達のマシンは“旧式”だ。それは間違いない。だからこそ結果を出せば周りに認められ、新たなフィールドが見えて来る。

8耐は別。これは完全に巧は“持っている”。中々出来ない事だ。2008年に8耐初出場で表彰台GET。その後、都合7回出場で優勝3回表彰台3回。並みじゃない。この記録より凄い記録はマイケルVマークの100%しか無い(笑)。
来年の陣容はまだまだ。早く決めないといけないけど、中々ね。

気が付いたらもう12月。昨日は恒例のハルクプロ感謝の夕べを催した。遠くから多くの方達が集まってくれた。俺はこの会を30年近く続けているが、年々多くの人達が集まってくれるようになってきた。ジャンルやメーカーを超えて2輪業界の発展のために今後もこの交流の場を続けていきたい。

感謝の夕べはいいんだけど、その後の2次会、3次会(最近は3次会までがみんなのスケジュールに組み込まれているみたいなんだ(笑))。笑ったのが加賀山ゆきお。3次会の店に来て俺に挑戦状を叩き付けた(カラオケでね)。審査員は店のネーちゃんや流れてきた仲間。いくらやっても俺に負け、テキーラや焼酎を一気飲みをさせられた。何回か勝負して、ハッとしたみたい。「考えてみれば、みんな重樹さんに付くに決まってるじゃないですか」。最初に気が付けって(爆笑)。その後 別の部隊に合流したけど途中から意識が無くなったらしい。
一生懸命やってるヤツは何となく気が合う。頑張れ~、ユキオ。