Vol.159 シーズンが終わって。
先日もてぎで今年最後のテストが終わり、今年の走行予定は全て終了した。
ハルクの来年はすんなり決まった。125で走っていたナオはST600にスイッチ、もう一人のST600は未だ勝星が無い龍太。二人は最後のテストで名残惜しそうに懸命に走っていた。特に今年一度も表彰台に上がらず、ハルクの中で唯一優勝経験の無い龍太は一生懸命走っていたな、そのひたむきさがあれば来年につながるよ。来年は3年続いた光太郎とのコンビも解消し新たな取り組みで心機一転頑張って欲しいモンだ。
ナオは600に乗るのが楽しくてしょうがないようで、なかなかマシンから降りない。多くの125上がりのライダーがハマるラインの違いマシンの扱い方等を伝授、龍太がラインを教えるために引っ張っていたが、そのスピードの違いにやや困惑気味だった。まあ、すぐに馴れるだろうし、心配していたスピード感の違いも気にならないようで、とにかく楽しそうだったから期待が持てる。それにしてもナオの足の長さには参った、俺はともかく、龍太やタカ、巧達が唖然としてたよ。600にまたがって足を付いて余裕で膝が曲がってる、よく小さな125に乗ってたと感心した。(苦笑)
タカは来年GP-2に乗らせる予定。JSBも候補だったが、JSB2台体制というのは余りにも負担が大きいからね。
そのタカがアッサリ転んだ、130Rで!ウエットだったこともあり怪我をしなかったから良かったが、最後のテストで転ぶと翌シーズンまで気持ちと感覚が晴れないから、何とか修復し走らせた。
俺が目を離した時にGP-2のクラッチフィーリングが・・・とか言って今年乗っていた(今はナオが乗っている)ST600に乗ったんだ、ウエットの微妙な路面で。ST600に比べてはるかにシビアなハンドリングを持つGP-2は、その事を解って乗ればまだいいが、
そうでないと、タカも思い知った事だろう。その後は1周づつ丹念に感触を確かめていたから来年が楽しみだ。マシンの方も大幅な改造計画を計っているので併せて楽しみが倍増する。
巧は後半戦調子を落としていたのが未だに尾を引いている。今年のスタートで50秒をマークしたのが嘘のようだ。
巧といえばアイツにはやられた。俺は腰痛がひどく歩くのもままならない程だった。1日目が終わり、夕方宇都宮駅まで巧に送ってもらい仙台の治療院に行くことにした。仙台のヘンリー整体院は独特な治療方法で、いわゆるカイロプラクティックなんだが、これが凄い!俺も色々な治療院へ通ったが、今のところコストとパフォーマンスで右に出るものはない。何しろ即効性なんだ。(行きは良い良い帰りは怖いの真反対)
治療が終わり、帰りはルンルンしながら巧に電話した。「宇都宮に10時30分に着くから迎えに来てよ」巧「ハイ、分かりました」いい返事だった。俺はホテルがどこだか知らないから巧が頼りだったんだ。
11月中旬ともなれば北関東宇都宮の夜は結構寒い。11時過ぎまで寒空の下で巧を待っている俺がいた。(泣)その頃巧は・・・完全に寝てた。(怒)
やっと電話に出た巧にホテルの名前を聞いてタクシーの運ちゃんに「知ってる?」運ちゃん「さ~?」運よく3台目の運ちゃんが知ってた。
巧を信じた俺も悪かったが、あんなにいい返事をしたくせに!(怒)
まあ、腰が良くなったので俺の機嫌も良かったのが巧には幸いした。(苦笑)
後日、タカ親子、ナオ親子、龍太が今年の〆の挨拶に来てくれた。龍太はいつものニコニコした顔で「これ、飲んで下さい。じっちゃんに聞いたら、それなら間違いないって言ったので」手には森伊蔵(マズイ訳がない!知る人ぞ知る有名な焼酎)俺は「来年こそ優勝しような!」不覚にも酒につられて?即答してしまった。(笑)そう言えばナオの父ちゃんも酒をプレゼントしてくれた。俺には分からないが、由緒ありそうな感じが容れ物から覗える。
酒と言えば、そろそろ忘年会のシーズンが始まる。昨日もあ~言えばこ~ゆう会の集まりが、会長忠さんの地元蒲田であった。なんだかんだで20人近い人数になってしまい、なんの集まりだか分かんなくなったが、そんなことはどうでもいい楽しく飲めれば幸せなんだ。1次会にはナント!忠さんの奥さんが参加したので、なんか緊張したが、さすがに2次会からは別行動。緊張の糸がほぐれた俺がハジケない訳が無い。久し振りに大騒ぎし、ホテルに帰ったのが何時?だったか。(苦笑)
今週末はNGKさんの忘年会、その後も俺の夜のカレンダーは真っ黒だ。(汗)