2006年全日本選手権ロードレース選手権シリーズ第4戦 オートポリス

第4戦 オートポリス

■選手コメント
今回はまったく走ったことが無いコースだったので少し心配でした。金曜日のフリー走行からずーっと雨だったので、ドライでのセットも自信も無かった、でも決勝では絶対勝ちたいと思っていたので、これしかないというセットで走りました。序盤はやっぱりペースが分らない事もあって抜かれてしまいましたが3ラップ目くらいからペースを上げて頑張りました。勝てて嬉かったです、この調子で連勝を続けたいです。
■レースコメント
諸事情から事前テストができず、レースウイークがオートポリス初の走行となった中上。しかしそんなハンディもものともせず、雨の走行となった金曜日のART合同テストでは着実にコースを攻略し、1回目のセッションで7番手、2回目2番手と難しいコンディションの中でもタイムアップを図っていった。予選も雨となったが、見事ポールポジションを獲得。コース順応の速さを見せつけた。一夜明け、決勝日はこのレースウイーク初のドライコンディション。オートポリス初のドライ走行となり、心配されたが、朝のフリー走行もトップタイムをマーク。さらに決勝も序盤からトップに立つとそのまま後続を引き離し、終わってみれば2位に6秒8差の独走で3連勝を飾った。
チームコメント「走ったことの無いコースで不安はあったが、すぐにそれは安堵に変わった。二回目のセッションでトップタイムが出たので、ウエットの心配は無くなった。決勝はドライだったのでセッティングに不安はあったが、良くまとまったと思う。決勝前日に階段で足を滑らせ肩を強打したのが意外に重症だと分ったので、決勝は二重の不安があった。前半でリードを作って後半は肩の痛みとの戦いだなと思っていたが、その通りの展開になった。自分の不注意とは言え、マシンを整備してくれてる人に気を使って、一言も弱音を吐かないタカを誉めてあげたい」

■選手コメント
安田「やっと勝ててすごく嬉しい、自分をサポートしてくれたチーム・スポンサーに感謝します。レースは路面状況も悪く、雨が落ちてくる事も考えて序盤からリードして行こうと思ったが、トップに立つと風や路面温度の低さなどからペースが分らなくなってしまった。後続に抜かれてからは、ペースメーカーのつもりで付いていったら楽になった。雨も無かったので後半勝負に出るつもりでいたが、うまく思い通りの展開になった。勝てて凄く嬉しい。」
森「マシンのセッティング、コース、走り方、すべてが分らない状態だったが、決勝はチームの推奨するセッティングでトライした。自分の思っていたよりはずっとうまく走れて、上位に上がる事が出来た。次までにもっと上に上がれるように頑張る。」
■レースコメント
1回目の予選はウエットだったが、安田の参加するA組2回目の予選は所々ウエットパッチがあるもののドライとなった。このセッションで1分58秒660の2番手タイムをマーク。森も2分00秒613で8番手に付けた。B組は完全なウエットとなったため、各組頭取りとなって安田はフロントロー3番グリッド、森は4列目15番手からスタートとなった。レースがスタート。いつものように序盤から積極的にペースを上げる安田はホールショットを奪うと、そのまま逃げの体制に入る。2周目を終えた時点で2番手に1秒4の差を付けたがその後ペースが上がらず、渡辺篤にトップを奪われ、さらにトップグループに辻村も加わり、3台での争いとなった。その後、渡辺が離れ、トップ争いは辻村と安田の一騎打ちに。ラスト3周となった14周目の1コーナーで安田は前に出るとそのままトップを譲らずにゴール。森も安定して上位グループを走り、8位でチェッカーとなった。
チームコメント「久し振りにヤスが勝ててチームとしても嬉しい。マシンは問題無かったし、コンディションの変化はウチだけじゃないので心配はしてなかった。ヤスの実力が発揮されたと思う。森は少しづつ良くなってきた、あの位置から上に来るのは難しいが、最後まで頑張れたので次につながると思う」

■選手コメント
頑張り過ぎた。行ってやろうとの気持ちが先行し過ぎてしまった。でも感触はいいので次の300Km、その後の8耐に向けていい感じが出てきたのが収穫。
■レースコメント
雨の予選で小西は11番手グリッドを獲得。ドライとなった決勝日は、朝のフリー走行で8番手タイムをマーク。決勝への期待が高まった。サイティングラップ開始直後、コース上に雨がぽつぽつと落ちてきたため、スタートはディレイとされたが、本格的に雨は降らず、ドライコンディションで再スタートが切られた。小西はいつものように絶妙なスタートを切り、トップグループに加わる。さらなるポジションアップが期待された矢先に転倒。オープニングラップで姿を消してしまうこととなった。
チームコメント「気持ちが高ぶっていたのは分っていたが、まさか?!とは思った。幸い大きな怪我もしなかったので、その部分は良かった。コニーも少しずつ良くなってきたので、この雰囲気で300Km・8耐につなげたい。」