Vol.42  全日本選手権RR菅生

全日本選手権後半戦の始まりである菅生に行った。
8月だというのに夜になると肌寒さを感じる事もあったが昼間はさすがに暑く、歳と共に体温調整がうまく行かなくなっているので体調管理が大変だった。(苦笑)
レースの前週に2日間のテストをこなしたので余裕を持ってコース入りした・・・はずだった、が。レースはヤッパリ甘くない。600チームの安田・森両名、125のタカまでパッとしないタイムで推移する。「何だよ!まいったな」
ただ一人淡々と走ってる少年がいた、今回のレースの為にタイからやって来たラタポンだ。ラタポンはお兄ちゃんがラタパで250に乗ってるあのラタパの弟なんだ。ラタポンは13歳。
ハルクのピットは一気に若返った、小西は今回怪我で欠場したが、居れば息子って言ってもおかしくない年齢差だからな。
変てこな英語・日本語・タイ語で必死にコミニュケーションを取りながらセッティングを進めて行く様は見ていて微笑ましい。
不調気味の安田が自己ベストながら2列目6番手のポジションに収まったのは、良かったのか悪かったのか?「まあしょうがない、明日だ!」森はゼッ不調で22番グリッド。何のために先週あんなにたくさん走り込んだのかわかんないよ(泣)
タカはイマイチのセッティングに苦戦して2番グリッド、皆でコースレコードを意識し過ぎてハマってしまった。(笑)ラタポンも緊張しながらもめでたく予選通過して、ホッと一息。
翌日の決勝はタカが快走してレコード連発のぶっちぎり優勝!ヤッパリ能力のある奴は違うな、決める時はキッチリ決める。
決めるのはタカだけじゃない、ヤスもキッチリ決めた。結果は二番だったけどレースはコントロール出来たし、痛む膝をかばいながらも終始プレッシャーを掛け続けたからいいんじゃない。次に決めればチャンピオンも見えてくるさ。
森は決勝セッティングが決まり結構後方から頑張って上がってきてたけど、無理したのかな?馬の背で突っ込みすぎたようだ。5速にシフトダウンしたところでロガ―は止まっていたから恐らく突っ込み過ぎてパニックになったんだろう、怪我が大した事なかったのが不幸中の幸いだった。
今回は小西が休んだお陰でなんだか気が抜けたな、ヤッパリ皆揃ってないと調子が狂っちゃうよ。早く治るといいんだけど、こればっかりはしょうがない、バイクなら部品交換で直るけど人間は部品交換出来ないからな。
今回は新型のGP-MONOを展示していたのでモトバム池さんが来ていた。昼間はマシン説明とかしてたけど夕方になるとそわそわしてるんだ。しょうがないから国分町で美味い魚を食べて、後はお決まりの~(笑)