【COLUMN】ARRC日本ラウンド
ARRC日本ラウンドが今年もモテギで開催された。
ASB1000クラスは今迄全部地元のライダーが勝っているので恵斗もその気になっていて「絶対俺もやります」鈴鹿の8耐テストの時、夜ご飯を食べていたらご一緒していた児玉の御大「2連勝したらご褒美やるよ」俺は「あ~あ、又言っちゃった」ホントに優しいんだから御大、今までウチのライダー達がどれだけご褒美貰っているか、いつもありがとうございます。(もう貰う気でいる)(笑)
今回のモテギはSS600に小田喜阿門を走らせるので、ARRCでも忙しい。
レースウィークの移動日、AP250のフィリピンライダージェイコブから連絡が「ボス、僕は今空港なんですが日本に行けない、これから病院に行きます」なんだ?ジェイコブが写真を送って来たら、両目が思い切り腫れている「どうしたんだ?」「わかりません」イミグレーションでも同じように答えたら出国を拒否され「病院に行け」ドクターの話では、何かのばい菌が入ったのは間違いないようで、強い薬を用いても治る保証は出来ないとの事からレースへの参加を断念する事になった。
年間でエントリーしているので、レースを諦めても掛かるお金は同じ、それなら誰かを代わりに出せば楽しみが増える。
どうせなら若い奴がいい、柏木さんに相談したら「Jr.チームの富樫虎太郎にしよう」即行で手続き、ワイルドカードじゃないからOKなんだ。
レース1ではスタート後の5コーナーで他車の転倒に巻き込まれ転倒。それでも諦めずに最後まで走ったのは偉かったな。この5コーナーのポストオフィシャルに若松玲がいて、なぜか600の阿門も世話になった(さすが現役の玲、5コーナーは転倒が多いのを知っている、毎回転倒者がいると速攻でレスキューに向かっていた)
600の阿門も、レース1最終周に“5コーナー”でやってしまった。
若い二人のライダーが失敗して、最後の砦ASB1000の恵斗、さすが600とは言え全日本二年連続チャンピオン、しっかりトップをキープ、ARRC初優勝を決めた。
俺は恵斗に表彰台で「君が代聞くの初めてか?」言ったら「いえ、二度目です」後で調べたら確かに菅生で勝っていたね、流石全日本ST600チャンピオン。
翌二日目、虎太郎は再び転倒、完走はしたがほろ苦いアジア選手権になってしまった。
まだ若い(14歳)虎太郎にとって国際レースに出場した経験が生きる時が必ず来る。
阿門はレース1程の切れが無く残念な結果だったが、今後の事を思えば今回の参戦は絶対にプラスになったと思うし、まだまだ勉強だと再認識したことだろう。
ASB1000の恵斗は積極的に勝ちを狙いに行き、レースの大半をリードしたが、L2でシャリーンの強烈なマシンパフォーマンスを見せられ、残念ながら2位に甘んじた。
それにしても凄い加速だったな、まるでSBKマシンだ、去年まではガソリンタンクが小さいために燃費走行を強いられていたが、今年からサブタンク搭載が許され燃費を気にしなくなったことが大きいのだろう?今後のレース展開はどうなることか。
それでもナイスファイトと、児玉御大からすぐラインが入ったのを恵斗にみせてやった。
そこには思いもしない内容が。恵斗ラッキー。(笑)
さ、これからは8耐一色だ。俺はフィリピンベースも気になるが、又別の機会にしよう、チームトレーニングで使っているプールの横にプールバー?を作ったんだ。(笑)
ウイークデートレーニングは土日のウイークエンドで時間を持て余すので、レクリエーション設備も充実させないと若いエネルギーの発散場所が・・・(苦笑)