2025年全日本ロードレース選手権第7戦MFJ-GP

RACE1

RACE2

阿部恵斗
RACE1
「アジア選手権とタイヤもバイクも違い、慣れない部分が多かったのですが、少しずつ鈴鹿8耐のときに得た感覚を取り戻してきました。やっとタイヤの性能を引き出す走り方を思い出せて、自分なりに見つけられた感じです。ただ、走行時間が少ない中でセッティングも合わせながら、ベースを作ってタイヤを選ぶとなると、思ったように走る時間がなかなか確保できないのがもどかしいですね。ニュータイヤを入れると性能がよすぎて、いいところも悪いところも消されてしまうので、かえって難しさもあります。でも昨日から比べれば、着実に前進していますし感触もよくなってきました。赤旗などの影響もあって思ったタイムは出せませんでしたが、徐々にペースも上がってきています。明日の予選ではタイムも狙いつつ、レースを見据えたセッティングを中心にしっかり準備して、雨になった場合は岡山で培った雨セッティングを活かして戦いたいと思っています。」
RACE2
「レース1でしっかりデータを取ることができたので、朝のウォームアップ走行で確認したところ感触がよかったので、その延長上で一歩上を目指せるかと思い本番に臨みました。序盤からレース1に比べてペースもよくて「これはいけるかも」と思ったのですが、セーフティーカーが入ってリスタートになった時、タイヤが冷えた状態でのアジャストがうまくできず、そこで少し離されてしまいました。そこからは追いついては離されて、という展開でしたが、前を走る選手を視界に捉えながら最後まで諦めずに走り切ることができました。自分の中で「6位以内に入る」という目標を立てていたのですが、結果的にそのラインをクリアできたので最低限の結果は出せたかなと思っています。まだ課題は多いですが、今大会で得た経験をアジアロードレース選手権にしっかりと活かして、もっと強い走りを見せられるように頑張ります。」


濱田寛太
「自信をもって臨んだ雨のレースでしたが、予選順位があまりよくなかったことで、序盤は視界の悪さや渋滞にはまってしまい、なかなか抜け出すことができませんでした。追いついた頃にはタイヤのグリップも厳しくなってきて、最後まで難しい展開になってしまいましたが、シーズン最終戦を転倒なく走り切れたのはよかったと思います。昨シーズンから2年間を通して、ST600というマシンを理解するのに本当に苦戦しました。ドライコンディションでも、あと一歩のところで詰めきれない部分があり、もどかしさの残るシーズンでした。それでも、その中で学んだことや感じたことは多く、来シーズンは、この経験をしっかりと結果につなげられるように頑張りたいと思います。 」
小田喜阿門
「雨のレースは正直あまり得意じゃなくて、去年からずっと課題に感じていました。今回の朝ウォームアップ走行とか決勝の序盤では、自分が想像していたよりも攻めの走りができて、そこは少し成長を感じられた部分でした。ただ、後半になると厳しく、バイク的にも、自分の走らせ方的にもまだまだ足りないところが多かったですね。路面状況の変化にもうまく対応しきれなかったですし、最後はちょっと苦しい展開になってしまいました。鈴鹿は他のサーキットと比べても本当に難しかったです。リズムの作り方や走りのイメージが全然違って、自分の中でもまだつかみきれない部分が多かったです。この経験を無駄にしないように、しっかり振り返って来年につなげたいと思います。」
