2025年全日本ロードレース選手権第6戦岡山国際サーキット
阿部恵斗
「想像していた通りドライコンディションは厳しかったですね。正直、データ不足というよりも自分の経験不足というか、ドライで走れたのが2日間だけだったので、周りのライダーに比べて足りない部分が多かったと思います。それでもアジア選手権とは違うロングディスタンスのレースを戦えたのは、今後につながる貴重な経験になりました。最後はマシントラブルから転倒してしまい、赤旗の原因を作ってしまったのは本当に申し訳ない気持ちです。今年からこのチームに加わらせていただき、スタッフの皆さんとコミュニケーションを重ねてきたことで、チームとの関係もすごくよくなってきました。今回のレースで得られた学びや課題をしっかり整理して、来週のセパンではよりよい走りを見せられるように全力で頑張ります。」
小田喜阿門
「ウエットよりもドライの方が自信はありました。ブレーキングが強みなのはわかっていましたし、集団でしっかり走れれば自分の力を発揮できると感じていました。スタート直後からペースもよく、2周目には6番手まで上がれて、序盤は気持ちよく走れていました。ただ、トップ5のペースについていくには、少し差を感じて、やっぱりまだ自分のレベルが足りていないなと痛感しました。もっとトップグループと一緒に走れる時間を増やして、そこから得られる情報やリズムを自分のものにしていかなければいけないと思っています。課題はまだ多いですが、次の鈴鹿が今シーズンの最終戦。鈴鹿はこれまでの経験を活かし表彰台を目指して全力で挑みます。」
濱田寛太
「雨の方がチャンスがあると思っていたのですが、ドライコンディションになり、レースが始まってみたら思っていたよりも厳しい状況でした。グリッドもいつもより前の位置だったので、序盤は必死に前に出ようとプッシュしましたが、中盤から腕が上がってしまい思うように走れず、そこからはペースを維持するのが精一杯でした。体力的にもメンタル的にも本当にきついレースで、終わった後は正直悔しさが残りました。ただ、その中でもライディング面での課題が明確になった部分もあり、次につながるヒントはつかめたと思います。次戦、鈴鹿では今回の反省を踏まえて、トレーニングのやり方やレース中の力の使い方をしっかり見直して、最後のレースではもっと自分らしい走りができるように準備していきたいです。」