2018年全日本ロードレース選手権第6戦ツインリンクもてぎ2&4

 

 

 

名越哲平
「チームから代役で走ってもらうかもしれないから準備しておいてと言われましたが、涼はケガしていても走れるタイプなのできっとレースに出るだろうと思いながらも、どんな状況になっても対応できるよう準備しておきました。ただ、このコースでJSBマシンに乗ったことがないので、タイムを出しに行こうとするとどうしても600cc的な走りになってしまい、そこは金曜、土曜と苦労しました。決勝では先輩ライダーの後ろを走るチャンスが何度かあり、走り方だったりタイヤの使い方だったり、とても勉強になりました。そんな中でも体力的には最後までもったので、そこは普段のトレーニングの成果だと自信が持てました。この経験を全日本の後半戦ではぜひ生かしていきたいと思います。このチャンスをいただいたチーム、スポンサーの武蔵精密工業、送り出してくださった昭和電機の皆さんに感謝したいと思います。ありがとうございます。」

本田重樹監督
「鈴鹿8耐で転倒し、負傷した水野 涼はこのインターバルで左腕を手術。少し時間をおいて今回のレースウイークとなりました。乗れるのではないかと考え、金曜日のART走行1本目を走ったのですが、やはりレーススピードで走ろうとすると腕に力が入らず、転倒のリスクが高いという本人のコメントがあり、水野涼の参戦はキャンセルし、普段J-GP2を戦っている名越哲平を起用しました。名越は鈴鹿8耐に昨年、今年と参戦しているので1000ccマシンに乗れてはいますが、MotoGPライダーでも難しいとされるこのツインリンクもてぎのコースをなかなか攻略しきれず、予選、決勝と精一杯戦いましたが15位という結果に終わりました。15位というのは我々チームが目指しているところから比べると物足りないですが、今後のことを考えたとき、名越の経験にもなりましたし、チームの来年に対するポジションというものに対しても、大事なポイントを稼ぐことができたというのは一つの収穫でした。水野の今後ですが、次戦オートポリスの事前テストに参加できるかどうか未だ見えませんが、本人はさらにリハビリを進め、チームとしてはどんな状況にも対応できるようしっかり準備をし、できる限りのことをしていきたいと思います。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。」