2014年 鈴鹿8時間耐久ロードレース

2012 鈴鹿 8耐 MuSASHi RT ハルク・プロ HARC-PRO.

本田重樹監督「非常に難しいレースで2連覇できたことは、本当に嬉しく思います。今日のレースはスタート前に雨が降ってきて、自分の中では経験のない1時間のディレイという状況になりました。立てていた作戦をどう組み直そうか、考える間もなくレースがスタートしてしまい、雨を得意とするTSRホンダチームに逃げられてしまって、さらには我々のチームにサインボードのミスもあり、差が大きく開いてしまったときにはどうしようかと思いました。ドキドキした部分もあったのですが、後半になって徐々に我々の持っているスピードが戻ってきて、特にマークのスティントでは彼の頑張りがあり、それはレースの流れを引き寄せるのにすごく価値があるものでした。2連覇できたということで、ぜひ3連覇目指したいですし、それを目標にまた頑張ります。今回もたくさんの応援をいただきましてありがとうございました。」

堀尾勇治「豊富な事前テストを行っていたかつての鈴鹿8耐を経験しているので、現在のように少ないテストでマシンを仕上げて行くことに対してどうしても不安を抱いてしまいます。今回はさらにハスラムが事前テストなしということで、それが大きな懸念材料として抱えながらのレースウイーク入りとなりました。実際にやはりその部分はチームにとって難しい問題となってしまったのですが、決勝日朝のウォームアップ走行でいいセットアップが出来上がり、自信を持ってレースに臨むことができました。ですがそれも天候ですべて振り出しに戻され、最後までハラハラしながらのレースとなりましたが、懐の深いセットアップというものが多少はできていたから、荒れたコンディションでも大崩れせずに走り切ることができたのかなと感じています。」
高橋 巧「雨は元々好きではないのに、今日はウエットコンディションをたくさん走らなければならなくなり、とても疲れました。コンディションもコロコロ変わるし、鈴鹿のコースをよく知っているからと予定外のパートも走ることになったのですが、もう雨の走行はいいです。でも2連覇できてとても嬉しいです。応援、ありがとうございました。」

レオン・ハスラム「ウエットの中をスリックタイヤで走らなければならなくなってしまいました。自分だけのスプリントレースなら楽しく走れるけど、耐久は自分のミスでたくさんの人に迷惑を掛けてしまうので今まで経験したことのないようなプレッシャーを感じました。とにかくミスをせず、できる限り速いペースで走ることを心がけました。このチームは本当に素晴らしい仕事をしてくれるし、チームメイトも速いライダーたちなので心強かった。みんなに感謝したい。」

マイケル・ファン・デル・マーク「自分は鈴鹿の雨の経験がないのでチームが配慮をしてくれて、ドライコンディションでの走行に専念させてくれた。その期待に応えようと、ドライコンディションの中で最後までハードにプッシュし続けた。その走りができたのも、チームがマシンを素晴らしい状態に仕上げてくれたからで、本当にこのチームはファンタスティックだ。ぜひこのチームで3連覇にチャレンジしたい。」