2008年全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 オートポリス

2008年全日本ロードレース選手権シリーズ第3戦 オートポリス

■選手コメント
小西「路面温度が思ったより低くリヤタイヤをスピニングさせすぎたのがレース終盤に響き、ペースを最後に上げられなかった。オートポリスは今まで相性が悪く、初表彰台が優勝なので嬉しい。この調子で後半戦もリードして行きます。」

龍太「スタートはまあまあうまく行き、トップグループに絡むところまで行けた。走行中低速コーナーからの立ち上がりがうまく行かず、リズムを崩してしまった。実質、3連続4位なので足りないところを直して後半戦では表彰台に登りたい。」
■レースコメント
予選はスタート前に雨が止み、風もあることから路面が乾いていく中で事となった。小西と小林は決勝に向けたセットアップを重視し、リスクを冒さずにレインタイヤで予選を走行。この結果、小西6番手、小林10番手となった。決勝日は早朝に雨が止んだものの乾きが遅く、ST600クラスはところどころにウエットパッチが残る微妙なコンディションで、ウエット宣言が出されてスタートを迎えることとなった。実際にはグリッド上の全車がドライ用タイヤという状況の中、レースがスタート。小西は得意のスタートダッシュを決め、2周目には2位に1秒8の差を付ける独走態勢に持ち込もうとする。対して小林もうまいスタートを切り、1周目を7番手でクリア。さらに上位進出をうかがう。想定していたほど路面温度が上がらず、小西はさらなるペースアップは無理と判断し、後から集団が追いついてきたためにその中でレースを組み立てることに作戦を切り替えた。寺元選手とトップ争いになったが、最終ラップに前を走る小西の背後に寺本選手は接触して転倒。小西はかろうじてこらえ、そのままトップチェッカーとなった。小林も安定したペースを維持し、小西から遅れること9秒5で4位でフィッシュした。
チームコメント「前戦の筑波ではスッキリしない形で終わったので今回の優勝は「スッキリ!」小西がオートポリスで表彰台に上がったのを初めて見る事が出来た。龍太もトップグループの常連に成長しつつある。もう少し足りない部分を強化して、小西と共に表彰台に登って欲しい。」