2008年全日本ロードレース選手権シリーズ第2戦 筑波サーキット

ロードレース選手権シリーズ第2戦 筑波サーキット

■選手コメント
小西コメント
「レースは完璧にコントロール出来た。リザルトはどうあっても、あのレースで誰が一番だったか見ていた人は分ると思います。いずれにしても自分の闘争本能に火を点けたのは確かです。無実が証明されてとても良かった。これで気持ち良くオートポリスを迎える事が出来ます。もちろん次も優勝目指します。」

小林龍太
「実感の湧かない3位なので、今度は実力で表彰台に上がります。」
■レースコメント
予選は雨の中、小西が2番手、小林はまだタイヤに慣れていないということもあり14番手となったが徐々に感覚をつかんでおり、さらには決勝日は天候も回復しそうなので、確かな手応えを得て、翌日の決勝へと備えた。朝は雨が降っていたものの、ウォームアップ走行中に止み、さらには風もあることから、路面はどんどん乾いていく。そのため、ST600クラス決勝は全車ドライ用タイヤで迎えることになった。小西はいつもどおりの好スタートを見せ、2番手で1コーナーへ飛び込む。小林もまずまずのスタートで、1周目を9番手で通過する。2周目の1コーナーでトップに出た小西はここでタイムを上げ、皇族を引き離しにかかる。その後は単独走行となり、5秒5の差を付けてトップチェッカーとなった。小林もハイペースで周回集会を重ね、表彰台目前の4位でゴールとなった。しかしレース後、小西は白旗無視のペナルティで2順位降格となり3位。小林は、2位のライダーがタイヤのマーキングがされていないということで失格になり、繰り上がって2位という結果になった。

■レースコメント
前回のレースで安田が転倒して負傷したため、代役として岡田忠之と契約し、今回、そして第3戦オートポリスと戦うことになった。事前テストも行い、順調な仕上がりで今回のレースを迎えた。金曜日はドライコンディションだったため、安定したタイムを記録することが出来たが、予選日となる土曜は一転して朝から雨がパラつき、岡田にとって’08年型CBR1000RRで初のウエット走行となってしまった。ベテランの岡田でもさすがに初の走行、限られた時間の中でセットアップし、タイムを出すのは厳しく、予選基準タイムをクリアすることは出来なかったが、トップチームに与えられているシード権を行使し、予選24番手で通過。
決勝は完全なドライコンディションでレースがスタート。こうなれば岡田は本来の速さを発揮し、周回を重ねるごとに順位をアップ。トップグループと遜色ないラップタイムで最後尾から追い上げ、10位。14台をごぼう抜きしてのチェッカーとなった。