2006年鈴鹿300km耐久ロードレース

鈴鹿300km耐久ロードレース

■選手コメント
小西「予選でトップタイムを出せたので、決勝もキッチリ結果を出したいと思っていました。難しいコースコンディションなので、チームと綿密に打ち合わせを行いました。序盤の飛び出しは予定通りです、後半は本当にタイヤがきつかったけど、自分としては頑張れました。2位は嬉しくもあり、また残念でもありますが、本番の8耐に向けていいデータ取りが出来たと思います」
安田「全て小西さんまかせでした。自分は何とかアベレージタイムを上げたかったんですが、序盤はペースが遅かった。本番に向けての課題として頑張ります」
■レースコメント
決勝日は午前中に雨が降り、路面が乾いていく中でスタートとなった。ポールポジションから飛び出した小西はこの難しいコンディションの中、最初はモリワキMOTUL森脇尚護と、その後はヨシムラスズキwithJOMO渡辺篤と激しいバトルを展開。路面が乾いていくため、上位陣が次々とピットインしてタイヤを交換していったが、小西は52周という短い決勝周回数の中で予定外のピットインを増やすのは致命的と、レインタイヤをいたわりながら、安定したペースでトップをキープ。予定通り、25周目にピットインしてきた。スリックタイヤに換えてコースに出た安田は冷静にコースをチェック。徐々にペースを上げ、終盤にはヨシムラスズキwithJOMOの青木宣篤と二人での3位争いとなった。トップはF.C.C. TSR ZIP-FM Racing Teamの伊藤真一、2位は安田、青木との2位争いから抜け出たセブンスターホンダの高橋裕紀だった。ところが伊藤はラスト2周でガス欠。これで高橋が単独トップとなり、その後ろで展開されていた3位争いはそのまま2位争いとなった。とにかく前にとプッシュする安田はラストラップに入る1コーナー入り口で青木の前に出ると、そのままのポジションをキープ、2位でチェッカーとなった。
チームコメント。「難しいコンディションの中、小西が計画通りの走りをしてくれた。もう少しだけ乾くのが遅ければ完璧な勝ちになったと思うがみんな条件は同じなので良しとします。本番の8耐へ向けて我々のウィークポイントをこれから詰めて、更に上に行けるようにキッチリテストします」