2006年全日本選手権ロードレース選手権シリーズ第5戦 スポーツランドSUGO
第5戦 スポーツランドSUGO
■選手コメント
中上「今回はセッティングも決まったので絶対にコースレコードを出そうと考えた。スタートはうまく行ったけど序盤に失敗して、一度抜かれた。その後ペースを上げて走ったら後続が離れたのでレコードの事だけを考えてた。後半はタイヤが滑ってきたので無理をしないで走ったけど、勝てて良かったです」
■レースコメント
予選2番手からスタートとなった中上貴晶。ホールショットを奪うが序盤は慎重にこなし、4台でのトップグループを形成する。しかし全体のペースが今ひとつ上がらないのを冷静に見た中上はスパート。4周目に1分34秒と予選を上回るラップタイムを記録すると、ここから34秒台を連発。後続集団が35秒前半のため、その差は見る見る間に広がっていく。結局、全18ラップ中8周にわたって34秒台に入れる速さで今季4勝目を挙げた。これでシリーズランキングもトップを独走。次のレースで4位以上に入賞すればシリーズタイトル獲得という状況になった。
メカニック「予選まではセッティングが決まらず設定タイムに届かなかった。決勝の朝フリーではセッティングが決まったので、ある程度のタイムが出ると予想は出来たが、完璧な勝利につながってとても良かった」
■選手コメント
安田「セッティングも決まっていたので、スタートだけは決めようと思っていたら予想以上にうまく行った。後は離されないようについて行った。後半辻村さんが転倒したのは信じられなかった、何度も確認してしまった。最後は勝負を賭けようと狙っていたけどラインがクロスしてうまく抜けだせなかったのが残念だった」
森「決勝はとてもいいフィーリングになってきたので、がんがん行けたけど馬の背の突っ込みでブレーキミスしてしまい転倒してしまった。次は頑張ります」
■レースコメント
安田毅史は予選5番手、森新が22番手からスタート。序盤からトップグループに加わる安田に対し、森は18位前後を周回。森は6周目に15位まで浮上したが、ここでレースを終えてしまう。対して安田はトップを走る酒井を激しくプッシュ。11周目、12周目にはトップに出るが、酒井を振りきれず、トップ争いは終盤に入っていく。迎えたラストラップ。シケイン立ち上がりで酒井の背後にピタリと付けた安田は、スリップを使って前に出ようと最後までアタックを続けたが、0.047秒差と届かず。2位チェッカーとなった。しかしこの2位獲得でシリーズランキングはトップに7点差の2位に浮上した。
メカニック「決勝のセッティングはうまくいった。コーナーでは確実に差を詰めることが出来たが、ストレートの伸びが今ひとつ足りなかったので、次までに見直しを図る」