2006年全日本選手権ロードレース選手権シリーズ第3戦 筑波サーキット

第3戦 筑波サーキット

■選手コメント
中上「今回のウイークは最初からマシンも思うような走りをする事が出来たので、コースレコードの更新を狙っていた。レースではポールポジションからのスタートで緊張したが、何とかスタートした。毎周レコードの更新を狙ったけど力が入り過ぎて逆にタイムが出なかった。すごく悔しかった」
■レースコメント
金曜日の合同テストは1回目、2回目ともに59秒台をマーク。安定した速さをレースウイーク初日から見せつけた中上。雨が降り始めていく中で1回目の予選は行われ、早いタイミングでタイムを出さなければならないという難しいコンディションだったが、これを逃さず、1分1秒006のトップタイムをマーク。午後は完全なウエットとなってしまたため、このタイムでポールポジションを獲得した。レースは序盤からトップグループに加わると、2周目に2位にポジションアップ。3周目にトップにたつとスパートし、後続を引き離しにかかる。安定して59秒台のラップを刻み、2位に19秒の圧倒的差を付けてゴール。開幕戦に続く2連勝を飾った。

■選手コメント
安田「今回のレースは絶対に勝ちたかった、レースの大半はコントロール出来たが最後に追い付かれて見られてしまった。バトルしたのは楽しかったが負けたのは凄く悔しい。最終は気合で飛び込んでワンチャンスに掛けたがスピードが速すぎて大きくスライドしてしまった。転ばなかったのは良かった」
森新「予選で好ポジションを確保したので、決勝では上位に食い込むように頑張った。後半腰に来てしまい思うようなライディングが出来なかったのが残念だった、今回は自信になったので次回も更に上を目指して頑張る」
■レースコメント
雨の予選の中、安田毅史3番手、森新6番手と、チーム員二人が1列目、2列目に並び、好位置からのスタートとなった。安田は絶妙なスタートを見せ、トップで1コーナーに飛び込む。一方の森もまずまずのスタートを切り、1周目を6番手でクリア。序盤から積極的にペースを上げる安田は2周目を終えた時点で2位にコンマ9秒の差を付け、3周終了時点でさらに1秒15まで広げる。ラップタイムも59秒前半から中盤とハイペース。しかし5周目あたりから59秒台後半となり、2位のマシンが59秒中盤のタイムを刻んでいるため、その差は徐々に詰まっていく。10周目、ついにその差がコンマ1秒になる。ここからトップ争いの2台は接近戦で、コンマ1秒前後の正にテールtoノーズ。息詰まる攻防が展開され、何度もポジションを入れ替え、ラスト2周で前に出た渡辺に対し、安田は最終ラップの最終コーナー飛び込みで前に出ようとインに飛び込んだがスピードが速すぎ、大きくテールスライド。かろうじてこらえ転倒を免れ、無事に2位チェッカーとなった。また、森も安定して上位集団の中で走り、6位でゴールした。

■選手コメント
小西「今回はマシンのセッティングが自分の思った方向になって来たので思い切り走れる感じが出てきたのがすごく嬉しかった。決勝ではスタートから飛ばして行こうと思っていたので、スタートにはすごく神経を使った、大体思った通りに行けたがまだまだスピード不足を感じたので今後の課題にしたい。次も頑張り少しでも上に上がりたい」
■レースコメント
ウエットコンディションとなった予選で小西良輝は1分2秒209のタイムで9番手のポジションをゲット。ドライとなった決勝日は朝のフリー走行で6番手のタイムをマークし、決勝への期待が高まった。いつものように絶妙のスタートを見せた小西は3番手で1コーナーに飛び込み、そのままのポジションで1周目をクリア。しかし上位陣が56秒台に入る中、なかなかペースが上がらず、57秒台でのラップとなる小西。このため、7周目4位、9周目5位とポジションを落としてしまう。しかしこの安定したペースは、中盤から終盤になって周囲のペースが落ちていく中でも変わらない。結局、5位でゴールとなった。