2015鈴鹿8時間耐久ロードレース

2012 鈴鹿 8耐 MuSASHi RT ハルク・プロ HARC-PRO.result

本田重樹監督

「今年はケーシー・ストーナーの加入により、我々の8耐の戦いに幅を持つことができ、楽しみにこの8耐ウイーク入りしました。決勝は、高橋 巧の経験を重視し、第1ライダーに起用。我々の期待に応える走りをしてくれて、この人選は間違いなかったと感じています。第1スティントで上位との差を詰め、第2ライダーのケーシーにバトンタッチしました。1回目のピットワークはとても速くて、このことにより、すぐトップに立つことができ。そこまでは思い描いていたストーリー通りだったのですが、ちょっとしたメカトラブルによってケーシーの転倒という残念な結果となってしまいました。レースはやはり、いつどこでそういうトラブル、アクシデントが起きるか分かりませんし、油断を我々が襲ってくるか分からない、8耐、またそれはスプリントでも同じなのですが、レースの怖さを痛感しました。マイケルは1回も走らずにレースを終えてしまい、可哀想でしたが、また機会があれば、マイケルとともに8耐を戦いたいと思っています。3連覇を果たせなかったのは本当に残念ですが、また新たなスタートを切って、来年の勝利を目指します。」

堀尾勇治チーフメカニック

「事前テストが不安定だったりして、十分な準備ができずにレースウイーク入りしてしまったのが、結果に出てしまった印象です。スプリント的な尖ったマシンではなく、許容量のある優しいマシンを目指すべきで、コンディションに左右されない、安定したパフォーマンスを常に発揮できるようもう一度見直して、チャレンジしたいと思います。今回、ケーシー・ストーナーというビッグネームをチームに迎え、彼の経験値からくる要望、そしてそれに応えるとしっかりタイムで返してくるレベルがとても高く、まだまだ我々はやるべきことがたくさんあると気付かせてくれたレースでもありました。」

高橋 巧

「レースウイークに入ってなかなか自分の力がうまく発揮できず、チームに迷惑をかけてしまいました。決勝でもうまくマシンを合わせきれない部分が障害となって、思うような走りができませんでした。」

ケーシー・ストーナー

「自分自身が以前からずっと、参戦してみたいと考えていたレースだったので、このような結果になってしまってとても残念です。状況を見ながら、自分のコントロールできる範囲でベストを尽くしていたのですが、マシンが突然、予想していなかった挙動が起き、減速しようとしたのですがコースから外れてしまい、転倒してしまいました。思った以上に硬いバリアがあり、ぶつかって肩と足を痛めてしまいました。チームは最初に合流したときから素晴らしい仕事をしてくれて、とても感謝しています。そうした意味でも、申し訳なく思います。」

 マイケル・ファン・デル・マーク

「初めて鈴鹿8耐に参戦して優勝し、2年目となった昨年も優勝。夢のようなレースが続きました。とても厳しいレースであることはよく理解していますし、8時間、ノーミスで戦い続けるのは本当に難しいことです。とても残念ですが、チームは最高のバックアップをしてくれて、今回もとても充実したレースウイークとなりました」