2014年全日本ロードレース選手権第6戦 オートポリス2&4

高橋 巧「レースペース自体はそんなに速いものではありませんでしたし、かといってあの集団を抜け出すのは難しそうなので、飛び出すライダーが出たときに付いて行けるよう、そこだけを注意して走っていました。転倒したときは特別攻めていたわけではないですし、レースウイーク中、そんな挙動は一度も出ていなかったので、何が起きたのはまったく分かりませんでした。路面温度は決勝になって高くなりましたし、四輪のレースもあったので、そうしたコンディションの変化に対応仕切れなかった、ということだと思います。仕切り直しをし、新たな気持ちで残り3レース頑張ります。」

本田重樹監督「スローペースなトップ争いの中で、自分なりにレースを組み立て、抜け出るライダーが出たら自分も付いていこうと準備していましたが、思いの外早くマシンに余裕がなくなってしまい、高速コーナー入り口でスリップダウンしてしまいました。幸いなことにライダーもマシンもダメージが少なかったのですぐに再スタートし、10位、11ポイントを得ることができました。気持ちを切り替え、岡山国際でのレースを頑張ります。」
堀尾勇治チーフメカニック「高橋 巧は転倒が少ないライダーで、それはマシンの不審な挙動をすぐに検知できる能力が高いからだと評価しています。そんな高橋が転倒してしまったのは、本来の彼の走りではなく、精神的なものなのか2&4ならではのマシン的なモノなのか、なにかいつもとは違う要因がレース中に絡んでしまったのだと思います。こうしたことが起きないよう、万全の体制で残り2レース、全3レースを戦いたいと思います。」