2013年全日本ロードレース選手権第2戦鈴鹿2&4
高橋巧「予選まではうまくセットアップを詰めることが出来ず厳しい状況でしたが、決勝日朝のウォームアップ走行でいいフィーリングが得られ、レースが楽しみになりました。欲を出したつもりはないのですが、さらに良くなるであろうセットアップに進めて決勝を走り出したら予選までの状態に戻ってしまいました。セーフティカーが入ったときはとにかくタイヤを冷やさないよう最善の努力をし、再スタート後は出来るだけ速いペースで走れるようにトライしたのですが、結果的に離されてしまい、残念なレースになってしまいました。朝のウォームアップ走行では全力で攻めたわけではないのに6秒台に入り、ペースの遅いマシンに前をふさがれても7秒5が出たりといい状態だったので、本当に残念です。」
本田重樹監督「予選まではいいセッティングが見付からず苦労しました。決勝日朝のウォームアップ走行でセッティングを大幅に変更したところ、これが功を奏し、2分6秒台に入れることが出来、決勝が楽しみになりました。レースを踏まえたセッティングにすべく、さらに少し変更を加えたのですがこれが裏目に出たようで、コーナーの進入と立ち上がりでのフロント不安感があるというライダーのフィーリングを取り切れませんでした。そのために、決勝で自分たちが想定していたラップタイムよりも遅く、非常に残念なレースとなってしまいました。レース途中でセーフティカーが入り、そこで4ラップほど走ってタイヤを冷やしてしまったわけですが、リスタート後、秋吉選手がスパート。経験の差を見せ付けられてしまいました。2位という結果はよかったと思いますが、レース内容的には残念です。次のレースまでに時間があるので、もう一度細部まで見直し、いいレースができるように頑張ります。応援、ありがとうございました。」
堀尾勇治チーフメカニック「今回のレースウイークではいくつか新しいことにトライしているのですがそれらがなかなか自分たちの望むような機能をしてくれず、セットアップをうまく進めることが出来ませんでした。それでも決勝日朝のウォームアップ走行でトライしたことが良い結果を生み、2分6秒台へ入れることが出来ました。そのままレースに進めば良かったのですが、ライダーのリクエストもあり、さらに良くなるであろうトライをセッティングに加えたところ、それが思惑通りには行かず、足を引っ張ってしまうことになりました。レースペース自体はそれほど速いものではなかったので、自分たちの想定していたタイムで決勝を走ることができればもう少し違ったレースができていたはずで、もったいないレースをしてしまいました。ですがライダーは乗れていますし、次は事前テストもあるのでしっかりとセットアップを進め、良いレースができるよう頑張ります。」