2013年全日本ロードレース選手権第7戦 オートポリス
浦本修充「5月のテストの時点で決勝のベストタイムと同等のタイムが出ていたので、いい流れでレースウイークに入ることができるだろうと考えていたのですが、実際はかなり苦労することになってしまいました。予選までその流れを変えることができず、決勝朝のウォームアップ走行で大幅にセッティングを変え、だいぶ良くなってこれなら戦える、という手応えを感じることができました。決勝は自分のイメージしている以上のハイペースでラップが刻めましたし、トップも徐々に追い付いていたので焦らず、最後に仕掛けようと思っていたのですが届きませんでした。勝てなかったことは悔しいですが、久々の表彰台ですし、それは素直に喜びたいと思います。まだまだ足りないことがたくさんあるので、それを一つ一つクリアしていきます。でも今日はみんなが喜んでくれましたし、とても嬉しかったです。」
本田重樹監督「予選までの組みたてはなかなかうまくいかないレースウイークとなってしまいました。ですが多くの時間を使ってライダーとディスカッションをし、決勝日朝のウォームアップ走行で大きくマシンセッティングを変えました。決勝はスタート位置が悪く、厳しいものはありましたが、自分の走りをしっかりとでき、その成果として表彰台を獲得できたのは浦本本人にとって良かったことだと思います。今季、思うようなレースができずに苦しみましたが、これで弾みを付け、次の岡山以降、またトップ争いが展開できるように頑張って欲しいし、我々も全力でサポートしていきます。今回もたくさんの応援をいただき、ありがとうございました。」
堀尾勇治チーフエンジニア「テストでは1分52秒台へ入るレベルで走ることができていたのですが、そこから他のサーキットをレースで回り、マシンのセッティングの仕方が少しずつ変わっていったために、今回のレースウイークに入って、結果として苦しむことになってしまいました。予選でも様々なトライをしたのですがタイムを上げることにつなげられず、朝のウォームアップ走行では大きく方向性を変えたセットアップをトライしました。これがいいフィーリングでタイム自体もよかったので、決勝はとにかく自分のリズムで走ることをアドバイスし、送り出しました。結局、スタート位置の悪さが最後まで足を引っ張ってしまいましたが、課題は明確になったので、そこを次の岡山のテストでしっかりとクリアし、さらに上を目指したいと思います。」