2013 全日本ロードレース選手権第8戦岡山国際
高橋巧「完全に自分のミスです。最後は意地で前に出ようとアタックしましたがオーバースピードだったようでコースを飛び出しそうになってしまいました。最終戦は良いレースができるよう、仕切り直しして臨みたいと思います。」
浦本修充「悔しいの一言です。一人ではタイムが出せないし、人に引っ張ってもらうとそこそこのペースでは走れるのですが、今後はマシンのセットアップに安定性が出せず、まとまりませんでした。」
亀谷長純「未だマシンのセットアップに悩んでおり、その対策にレースウイークの時間を費やしてしまいました。決勝前にやっと仕様が決まり、手応えを感じながら決勝だったのですが追突されてしまい、リタイヤとなってしまったのは残念です。」
本田重樹監督「ST600クラスの亀谷はこのレースウイークにマシンを自分の好みに仕上げることが出来ず、苦労することとなりました。最終的には決勝日朝のウォームアップ走行で亀谷の望む状態に近付けることが出来、実際にレースも10位争いの前に出られるスピードを見せていたのですが、後続車に追突されてしまい、そこでレースを終えなければならなくなってしまったことは非常に残念でした。最終戦に向けてさらにマシンのセットアップを進め、全力でレースを戦えるようにしたいと思います。J-GP2クラスの浦本は、前回のオートポリスでつかみかけた流れをまた元に戻してしまうことになってしまいました。何とか本来の速さが取り戻せるようにトライをしたのですが、最後までいい感触をつかむことが出来ませんでした。最終戦までに問題点を洗い出し、良い形で最終戦を終えることが出来るようにしたいと思います。JSB1000クラスの高橋は、もう速さ自体は全日本トップクラスであることは間違いないのですが。ずっと抱えてきている序盤にタイヤを早く暖めるということが今回もうまく出来ず、さらにこのレースではスタート位置の悪さがそれに重なり、彼が走るべき位置から遠く離れた後ろのポジションでのレースとなってしまいました。何とかこの課題をクリアし、一皮むけたレースをしてもらいたいところです。今回もたくさんの応援をいただきました。ありがとうございました。残りあと1戦、全力で戦いますので引き続き応援、宜しくお願いします。」
堀尾勇治チーフエンジニア「全体的に厳しいレースとなってしまいました。JSB1000クラスの高橋は、初日にテストで使っていたセットアップデータがうまく活かせず、そこで足踏みしてしまったことが最後まで足を引っ張ることになってしまいました。もう少しライダー側が考え方の幅を持つ必要があるように感じるので、そのあたりは次の課題としてクリアできるようにしていきたいと思います。ST600クラスの亀谷はセットアップに手間取りながらも徐々にマシンを仕上げることが出来、決勝ではトップグループの後ろのセカンドグループに加わり、その集団の前に出るくらいの勢いを見せていたのですが後続車に追突され、リタイヤという残念な結果になってしまいました。J-GP2クラスの浦本は、せっかくオートポリスで2位になり、自信を取り戻せるかと思ったのですがなかなかそうはいかず、今回の岡山では誰かの後ろに付かなければタイムが出せないような状態になってしまいました。どうしたらうまく彼のバックアップが出来るのか、チームでミーティングして対策をしたいと思います。」