Vol.194 2012鈴鹿8耐

終った。
2012年鈴鹿8時間耐久レース終了。41位完走。

オールジャパンにこだわり闘い続けているハルクプロ。今年も勝てなかった。
2年連続で負けると悔しさが違う。これがこのレースの奥深いところだと感じた。

今年の布陣は昨年から決めていた、ちょっとした行き違いから一昨年のペアライダーであるキヨを失い、負けた時。「キヨを戻して来年は勝つ」心に決めたけど難しいね。

近年稀に見る高速レース。昨年のペースをはるかに超えて219LAPのペースだった。その中で上位陣がバタバタと潰れ、最終的にTSRチームと一騎打ちになった時、ワクワクしていた。

しかし、レースはどこに落とし穴があるか分からない。疲労困憊で腰が真っ直ぐ伸びない状態のキヨが、満タンの重いマシンをコントロールし切れなかったのか?アウトラップのデグナ―で転倒。その衝撃でタンクが割れ、ガソリンに火が付いた。俺がその瞬間に考えた事(頼む、無事でいてくれ)。幸い、見た目より軽いやけどで済んだし、マシンと絡まった割に身体のダメージも軽く済んだ。マシンの止まった場所も偶然良く、傾斜のきついデグナ―のアウト側コース上。タンクから流れたガソリンはマシンから離れ炎上した。
グラベルの上で止まっていたらガソリンは地面にどんどん浸み込みもっとダメージが大きくなって、ピットに戻る事が出来ただろうか?

とにかくキヨの頑張りは凄かった。ピットに戻ったマシンは見る影も無かったが、やるしかない。消火剤が回りに飛び散り、大変な迷惑を掛けてしまった(特に隣のピットを使用していたブルヘルさん、明和レーシングさん、申し訳ありません)。
最多周回数も可能だったTSRチームの皆さんにもSCで迷惑をお掛けしました。申し訳ありませんでした。

何とか修復したマシンをコースに送り出し、完走周回数まで持って行けた事が嬉しい。耐久レースはまず完走。チェッカーを受けて初めてレース終了なんだ。
また来年だ。

今週はもてぎの2&4。ナオとトメが出る。出掛ける準備で忙しい。それが終わるとSUGOでテスト、少し休んで次はインディアナポリス(USGP)。タカに何とか勝って欲しいから手伝いに行かないと。
その翌週はSUGOで全日本。
子供の頃は夏休みで毎日遊んだが、大人になると・・・忙しい。